株式会社WestHeading 代表取締役:松田聖子さん ~偶然の出会いのミルフィーユはこの人から始まった~
彼女との出会いは、「過去最強クラス」と言われた令和2年台風10号九州上陸前日の夕刻だった。
私は、コワーキングスペースで、写真家とのコラボPV編集作業を行っていた。
そこへスタッフさんが声をかけてきた。
「お仕事中すみません。16時から“ハッピーアワー”と称して簡単な飲み会やるんですが、いかがですか?」
「おっ めずらしいね。飲み会?いいね!」
「今、“ピンクリボン運動” に参加していて“飲み代”を基金へ寄付しようと考えてまして(笑)」
「そっか!作業終わったら行くわ。」
「よし!PV完成!」
飲み会参加者に意見を聞こう思い、PCを抱えて“飲食スペース”に向かった。
スタッフ・チーフが
「この席へ どうそ。素敵な女性を紹介します。」
この女性が
株式会社WestHeading代表取締役:松田 聖子 さん
小生
「はじめまして。 翻訳家さんなんですか?」
聖子さん
「はじめまして。どんなお仕事されてるんですか?」
小生
「簡単に言うと “マフィア” です(笑)」
聖子さん
「はぁ? “マフィア” ですか?」
小生
「とりあえず、このPV観てよ。」
このPVは、Afterコロナ時代に向けての“インバウンド対策”のひとつ として作成したもので、英語バージョンも考えていた。
しかし、日本語独特の“言い回し”や“描写表現”を英語にするのは難しい。
『おもてなし』という言葉にピッタリの英語がないように、和テイストの歌詞を英訳してもニュアンスが全く伝わらない。
(そもそも私は英訳する能力など持ち合わせていない。)
PVが完成した瞬間に、翻訳関連ビジネスに携わっている人と出会うというのは “ビックリ”。
聖子さんとの出会いだけに、“ビビビ” (笑)
彼女のビジネスモデルは、実に分かりやすく、Afterコロナ時代に必要とされるマーケティングだ。
海外生活経験を活かしての発想である
現地の人に“ウケる”表現でのWeb作成コンサルティング
弁護士と連携しての
適切な契約書等の文書作成サポート・コンサルティング
等と着眼点が ”粋” だ。 (詳細は下記HPご参照)
私は、『餅屋は餅屋』発想で【OICS(Open Innovation Consulting Synergy)】と称する、コンサルタント・士業の人・起業家等との“オープンイノベーション集団”作りを進めていた。
早速、九州のOICSメンバーとのzoom飲み会で、聖子さんのことを紹介したところ
「そっか。この手があったか、、、なるほど!」
というのが全員の感想。
失礼な言い方かもしれないが、我々が気付いていなかった重要なパズルのパーツが見つかった感じだった。
経営コンサルタントと名乗る人にも、得意分野と苦手分野はあるものだ。
得意分野を明確にした「〇〇コンサルタント」と名乗る人もいる。
中小企業経営者がコンサルタントにお願いする部分というのは、往々にして思い込みによる『部分最適』を目指すものが多い。
SNS戦略強化を考えていると、その分野の専門家と言っている「〇〇コンサルタント」にお願いする。
従業員の営業力強化を考えていると、その分野の専門家と言っているコンサルタントにお願いしている。
しかし、経営者が考えている “その部分” が本当の問題とは限らない。
経営者の話だけでなく、各階層のリーダーにヒアリングしてみると、問題の本質は、他の部分の目詰まりによって生じていることが多い。
企業の“慢性疾患”を根本的に治療するには、出血したその部分の止血だけでは解決しない。
コンサルティング=問題解決
『全体最適』に導くものでなければならない。
後日、聖子さんと会った際に、オープンイノベーションの考え方を打診したところ
「面白い!」
とキュートな満面の笑顔で答えてくれた。
「Withコロナの今、いかに準備しているかで、今後の企業間“格差”が生まれるでしょうね」
この日を境にして、大阪でのOICSメンバー探しの本格的なアクションが始まった。
12月9日に、広告広報コンサルタント、リスクコンサルタント、音楽プロデューサーといった多種多様なメンバーを集めて第1回大阪”OICS”座談会を開催することにした。
小生
「会場は友人のピザ屋さん。店長 “男前” だよ。」
聖子さん
「あら、店長に会うのが一番の楽しみだわ(笑)」
座談会は、それぞれのメンバーからの建設的な意見交換が行われ“いい雰囲気”で終了した。
年末の帰省時に九州OICSメンバーとミーティングを行い
「2021年はロケットスタートしたいところだが、、、」
と期待半分、不安半分で、年が明けて大阪に戻った。
やはり不安が的中して、第2回目の緊急事態宣言発令
2月17日に開催予定にしていたトークイベント(パネルディスカッションなど)の中止を余儀なくされた。
小生
「2月17日はランチに行きませんか?」
聖子さん
「いいね!喜んで!」
小生
「ここは馴染みの店なんだけど、店長“男前”だよ」
聖子さん
「あら素敵」
ドアを開けて馴染みの店に入った途端に
“偶然の出会いのミルフィーユ”
によって、素敵な男性を紹介してもらえた。
聖子さんをお誘いした店は、街の喧騒を離れた場所にある“隠れ家”的な存在。
私は”ディナータイムしかお邪魔したことがなかったので、ランチタイムは初めてだった。
朝のTVで見る “めざまし占い” を気にするくらいで、占いやスピリチャルなこととは全く無縁の生活を送ってきた。
しかしながら、馴染みの店で、お連れした人が、古くからの知人と隣り合わせの席になり、その知人が、私の大好物の“ロック好き”という “偶然の重なり” が目の前で展開されると、
こんな不思議な“縁”を『偶然』と捉えるのでなく、大切にしなければと自然に思ってしまう。
人は、それぞれ独特の“力”を持っているものだ。
一緒にいるだけで和ませてくれる“力”を持っている人
何かの“ヒラメキ”を与えてくれる“力”を持ってる人
そして
人との出会いを演出してくれる“力”を持ってる人
正に、松田 聖子さんは、そんな人だ。
人と人を結び付けて新しいビジネスを創造する。
私は、この“共創”を “マフィア・ビジネス” と呼んでいる。
聖子さんに初めて出会った台風前日のように、Afterコロナに向けた新しいビジネス環境という“嵐”を迎え撃つ準備を加速させることにした。
「聖子さん、マフィア 一味に加わりませんか?」
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