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気象ネットサーフィン

雑学的に気象のことを調べるのって面白いよね。面白いのだ。

今日は船に乗るということで事前に潮汐表(潮位表)を調べていた。浅いところや流れがどっち向きで、みたいなことも気にしないといけないので、事前に潮位も調べておかないといけないのだ。
だもんで調べていたのだが、途中からなんで潮位のグラフはこんな形になるのか、日ごとなんで変化するのか、どうやってそれを予測できるのか、あと名前の由来なんてことが気になってきて、ネットの海で調べはじめてしまった。

どうでもいいかもしれないが、ネットで調べた潮汐に関する雑学を紹介しよう。

潮と汐

潮汐の2字はどちらも「しお」と読む。よく見たら「しおしお」だ。しおしおの2文字のうち、一般的には潮のほうが意味が広く、満ち引きも含めた流れなど色々な意味で使われるが、使い分けとしては、朝のしおが潮で、夕方のしおが汐ということになるらしい。へえー。

潮の名称

大潮中潮小潮あたりはまあ聞いたことがある人も多いと思うし言葉を見てイメージもつきやすい。大潮なら、ああ干満の差が大きいのね、とか小潮ならその逆で差があんまりないのね、とか。
ちなみに実際の潮汐表はこんな感じだ。上が小潮で下が大潮。1週間ちょっとしか離れてないがこれだけ水位の変化が違うのだ。


ところが潮汐表を見てみるとそれ以外に「長潮」だとか「若潮」なんて言葉が出てくる。これはちょっとイメージがつかん。潮が長い?若い?

これは実際の潮汐表を見てもらった方がイメージがつくかもしれない。こちらが長潮の日だ。

基本的に潮の満ち引きは1日2回干潮と満潮が交互に訪れるのだが、その一つの山が消えてしまい、同じような潮位がずるずると長く続く時がある。それが「長潮」だ。

もう一つの「若潮」は潮汐のサイクルを見てみるとわかりやすい?かもしれない。上の各図の日付を見てもらうとわかるが、小潮→長潮→若潮→中潮→大潮→中潮→小潮→長潮→と繰り返していく。このように、若潮は小潮・長潮のあと、中潮の前にくるのだが、なんとなく潮が小潮から大潮に育っていくイメージ、伝わるだろうか?大潮に育つ前の潮、それが「若潮」だ。おみくじの末吉みたいだなと、私は最初思った。
大中小にさらに別の軸から言葉が入ってきたら訳分からなくなっちゃうじゃないか。中の下潮とかだったらああこの辺ねパッとわかるのに。

でももう覚えましたね。小潮の波がズルズルと見えなくなって長潮に、その翌日は大潮に育つ前の若潮。そして中潮、大潮となって小潮に戻っていく。

ちなみに若潮はこんな感じらしい。若々しい?

潮位の計算法

潮の満ち引きって、その振幅が月齢に合わせて大きくなったり小さくなったりするくらいかと思っていたら上にグラフを載せたとおり、結構複雑な動きをしている。これは、月や太陽の自転軸のずれだとか、軌道が楕円であることによるずれとかに起因する60ものさまざまな振幅や波長の波(=分潮の合成らしい(以前には1200くらいにまで分解した人もいたらしいが、実用上は問題ないと気象庁が採用しているのは60までということだ)。
この先は難しく、まだわかってない。波の合成なんだ、とちうところで割と満足してしまった。

ひとまずこんなところで。勉強のおかげで?東京湾クルージングは楽しめました。

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