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421位:M.I.A. 『Arular』(2005)【解説文翻訳】ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選(2020年改訂版)

 このnoteでは2020年に8年ぶりに改訂されたローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選 の解説文翻訳とレビューの連載をしています。本日はこちらのアルバムです。

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<ローリングストーン誌による解説(翻訳)>
 「隣に住んでる女の子」の逆にあたるものは何だろう。おそらくそれは、タミル系イギリス人ソングライターのM.I.A.のような過激でグローバルなポップスターのことを指すのだろう。彼女はこのファーストアルバムを通して、権力と反抗についての様々なアイデアに挑戦的な問いを投げかけ、それらの破壊を試みている。また本作で、彼女は細かい韻律でラップをしながら聴き手を丸め込み(“I bongo with my lingo”はまさに)、ニューヨークシティのエレクトロクラッシュやブラジリアン・ファンクのような音像の電子ビートの上でジョークとディスと権力暴走についての政治的洞察を混ぜて聴かせる。ヒップスター・ヒットとなった“Galang”は、同時代のヒップホップの中で最もハードなヒット曲だった。
(翻訳:辻本秀太郎、 原文へはこちらから)

参考として、「このアーティストのアルバムが500枚のリストに合計何枚ランクインしていたか」と「このアルバムの順位が前回版(2012年版)ランキングと比べてどう変わっているか」についても以下に調べてまとめています。

<ランキングに関するデータまとめ>
【2020年度版】
同アルバムの今回順位:421位
同アーティストのランクイン枚数:1枚 
【2012年度版】(前回版との比較)
同アルバムの前回順位:掲載なし
同アーティストのランクイン枚数:1枚(393位『Kala』)



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