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就職に関して思うところ〜博士の強み

博士課程の学生(もしくは学位取得者)を採用する際に、修士や学部の学生を採用することに比べ、どんなメリットが有るのだろうか?

よく言われるのが研究活動で培った「論理的思考」「問題解決力」だが、この通り言葉にするのは簡単。
博士のあなたはこの言葉たちを、目の前にいる人事採用担当に分かるように説明できますか?ということが就活生には重要なんだと思う。
つまり本当に「論理的思考」「問題解決力」に自信があるのであれば、「自分の強みを明確に伝える」という課題を解決しろって話。
つまり就活がうまく行かない博士課程の学生は、やれ社交性がとか、やれ協調性がとか、即戦力じゃないとか、色々言われるけれど、そもそも本来持ち合わせる(と期待される)強みが伝えられていない(もしくは想定以下)、なのではないだろうか?

そんな博士課程の学生にこそプロジェクトマネジメントを学んでほしい。
これは研究にも役に立つはずだし、頭の中でやってきたことを見える化するだけの話。
聞いたことがあるだろうか?WBSという言葉を(World business satelilteではない)。
プロジェクトをタスクに分割、さらにサブタスクに再分割していき、最後はワークパッケージに落として行動していく。

これは研究で考えればよく、あるテーマで論文を書こうと思えば、課題に関して実験系を考える。それはタスク、サブタスク、ワークパッケージにすでに落とし込んでいる状態である。
こうしたことを日頃の研究に取り込み、いざ就活のときには課題として「採用されていること」とし、タスクの整理を行ってみたらどうだろうか?もしくは「自分の強みをわかりやすく説明できること」でもいいかもしれない。

自己分析にも使えるし、強みとしてアピールすることもできるし、もちろん研究を推進する上でも役に立つだろうし、取り組む勝ちはあると思う。

これが普通に扱える博士なら、誰もがどこでも使いたいと思う博士になるのではないだろうか?

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