ディレクターチームでドラッカー風エクササイズを行った話

こんにちは。暑いのか寒いのかよくわからない5月をいかがお過ごしでしょうか。

今回は私の所属するディレクターチームでドラッカー風エクササイズやったんですよって話をお送りいたします。

ドラッカー風エクササイズとは?

アジャイル開発を進める中で、チームメンバー間の期待をすり合わせる手法のことです。

アジャイル関係の書籍やサイトをかじったことがある方ならピンと来られると思います。どんなことやるのかは後ほど。
私はこちらのサイトを大変参考にさせていただきました🙌


やろうとしたきっかけ

現在進行中のプロジェクトでアジャイル開発の手法を社として初めて取り入れることになり、各種業務の進め方やアイディア発散などに日々四苦八苦していました。(今もですが)
また、アジャイルのチームについてももちろんのこと、「ディレクターチームとして今後成長していくために何ができるか」ということを深く考える機会も増えていた時期でした。

こんな経緯を踏まえてポイントをまとめると

  1. アジャイル開発について情報を漁っている中で、以下の書籍でドラッカー風エクササイズというのを知ったこと
    『カイゼン・ジャーニー』 https://kaizenjourney.jp/

  2. プロジェクトのワークの中でMiroを導入したこと

  3. ディレクタチームのチームビルディングやコミュニケーション活性化のために何か始めたかったこと

ということで…
Miro使ってドラッカー風エクササイズをとりあえずやってみたい💪
という突発的感情により遂行したのです。(いや、一応色々考えてます。。)

やってみた

今回は毎週30分、ディレクターチームでオンライン共有会の時間を持っていたので、その中で実施しました。
本来なら1時間くらいかけてワークしていることが多いですが、無理くり30分で収めるよう詰め込みました。(いかんせん時間がない方の参考になればと…!)

事前準備

参考サイトを見ながら、今回は以下について深堀することにしてみました。
メンバーには事前にMiroのボードを共有し、ワークまでに各種記述をお願いしました。(当日の記入時間削減!)

  1. 得意なこと(notやりたいこと)

  2. 苦手なこと

  3. 仕事のやり方(スタイル)

  4. 気分が上がるとき

  5. 気分が下がるとき

  6. 自分に対して周りに期待されていると感じること・役割

  7. 各メンバーに対して期待すること(当日のお楽しみとして付箋でワークまで隠しておく)

ルール:
気遣い・遠慮不要
フランクに 面白いこと入れてOK
自虐、相手のディスリはNG!

遠慮して言いたいことが言えないのは本末転倒なので、とにかく気楽に深く考えすぎずに、というところは意識してもらえるよう心がけました。

なかなかこういうワークをする文化がなかったので、回答例も入れておき、スムーズに準備していただけるようにしました。
左の😀は私が書きかけていたものです。素性がばれますね。

空き時間に好きなだけ書ける!書き直しても付箋も無駄にならない!Miroっていいですね。(Miro好きの回し者状態)


当日進行

今回は5人で実施したので、以下のような形でタイムスケジュールを組みました。
3min     イントロダクション
1min     相手への付箋移動
15min(3m×5)  各自発表&期待の相関をみてコメント

各自発表は自分の作成した付箋を読み上げるのにいっぱいいっぱいでなかなかじっくり振り返る時間は取れませんでした…💦

感想

総合的にこの人はこういう傾向だなと感じているところを改めて再認識できたのが面白かったです。
スタートダッシュするのが得意なんだな、とか朝型なんだなとか…(プライバシーに配慮してコメントしています笑)

また、自分の想像する期待とメンバーからのそれに対する回答はとても新鮮でした。(日常的に「私のことどう思ってます?」なんてなかなか聞けないですからね…)
自分の予想と周りの期待がマッチしている部分はもっと高めていけばよいし、逆のパターンの場合(自分が予想していなかった期待)は新たなインプットとして吸収していく or その期待をなぜ持ったのかもっと深堀していく等々…次への打ち手が複数見えました。(今回はそこまで突き詰める時間が持てなかったですが🤔)

まとめ

チームとして業務を行う上で、相互理解に理解し合い信頼関係を深めることが欠かせないことは周知の事実になってきていますが、「どうやって?」の部分については考えて実践できる機会があまりありませんでした。
ドラッカー風エクササイズはそのすりあわせの良いきっかけになったのではと感じています。

アジャイルのチームに限らず、他のチームやプロジェクト間でもコミュニケーションの一環として実施してみようと思っています👩‍🏫

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?