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神道のお葬式

皆さんのお家の宗教は何ですか?
おそらくですが、個人としては無宗教でも、家は仏教という方が多いのではないでしょうか。私自身は無宗教なのですが、父方の家は仏教で、母方の家は神道です。熱心な信者でもないので、ほぼ意識することはありませんが、お葬式の時は母の家が神道であることを強く実感します。
先日、母方の祖母の葬式に参列した際に、喪主の叔父が作法を誤って認識していたことに個人的に衝撃を受けました。(喪主は知っとけよと個人的には思いました。)
そんなこともありましたし、自分の家だけでなく、他所のお家のお葬式に参加されることもあるかと思いますので、神式の葬式について今回は紹介します。
 
【神道の葬式の特徴】
☆焼香しません!!
私は母方の家の親戚以外は、友人関係含めて元気な方が多く、仏教式の葬式には社会人になるまで参加したことがありませんでした。私は社会に出てからドラマでしか見たことがない「焼香」という文化に出会い、ドキドキしながら対応しました。「焼香」に慣れている皆さんは、神道の「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」に出会った際に、めちゃめちゃ動揺すると思います。
以下に簡単な流れを記載します。
 
【これでOK!玉串奉奠】
①神主に一礼し、玉串を受け取る。
②玉串を両手で持ち、玉串を置く台の前まで進んで祭壇に一礼する。
③玉串を時計回りに回転させて、葉っぱを手前に、枝を奥にし、左手で玉串の枝(根本)を持って、祭壇に置く。
④二礼二拍手一礼(柏手を打つ際には音をたてません)
⑤席に戻る
 
※玉串奉奠ってなに?
説明が前後しましたが、神道のお葬式には、焼香がありません。そして、焼香的なものが玉串奉奠になります。ちなみに、玉串とは、「神道の神事において参拝者や神職が神前に捧げる紙垂(しで)をつけた榊の枝」を指します。
 そして以下は、神社本庁のHPに記載されている、玉串についての項目からの抜粋です。

---ここから抜粋---

玉串は神籬と同様に神霊を迎える依代であり、また玉串を捧げて祈る人の気持ちがこめられることにより、祀られる神と祀る人との霊性を合わせる仲立ちとしての役割を果たす供物
---ここまで抜粋--- 

☆香典の記載がちょっと違う
仏教のお葬式でお渡しする香典の袋には、「御香典」と記載しますが、神道では異なります。
神道では、正式には「御神前」or「御玉串料」と記載しますが、「御霊前」でもOKだそうです。
私が参列したお葬式では、「御霊前」も多かったと記憶しています。自分の家であればともかく、友人や取引先の方の宗派はわかりませんよね。そういった場合にも、「御霊前」であれば、仏教や神道どちらの場合にも使用可能と聞いたことがあります。。
※私の家が宗教に無頓着なだけの可能性もあり、「御霊前」については、勘違いの可能性もありますので、この辺は間違ってたら教えてください。
 
さて、今回はなかなか触れる機会の少ない、神式のお葬式の流れを記載しました。玉串奉奠と香典をおさえていれば、大きな問題はないと思います!
それ以外の一般的なマナーについては、仏式も神式も特に違いがないと私は感じました。これで万が一の時にも慌てることはないのではないかと思います。

 

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