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イギリスでアルバイトを探す

 春は出会いと別れの季節である。卒業式で旧友と別れ、入学式で新たな友人と出会うこともあるだろう。春に新生活を始める人は多いが、新生活を始めるうえで必要なのはお金と家だと思う。
思い返せば、2009年3月に僕はイギリスでワーキングホリデー生活を開始した。やはり新生活に必要なのは、家とお金だ。家は前述の通りイスラム教徒とのハウスシェアをすることで、解決した。次は金である。金を稼ぐにはアルバイトしかない。というわけで、イギリスのアルバイトの探し方を書いていきたい。
※14年前の情報なので、今と違うかもしれないがご容赦ください。
 
☆アルバイトを探す前に
 必要なのはお金である。10年前でも給与は現金振り込みだったため、銀行口座が必要となった。当然日本の口座に振り込めるわけもなく、どこで口座を作るべきかも含めて、語学学校の先生に確認したのをよく覚えている。
先生から「ロイズであれば、デビットカードを簡単に作れるから最もおススメ!」とのコメントをいただいたため、留学ほやほやの僕は意気揚々とロイズ銀行に乗り込んだが、説明が難しすぎて口座開設できずに敗走してしまった。
次に日本にも支店があるイギリスの大銀行HSBCに口座を作ることを思いついた。
「HSBCの口座を日本とイギリスで開設すれば、困ったときに親からの仕送りも容易にできる!」
こう考えた僕は意気揚々と口座開設手続きに向かい、今度は大きな苦労なく口座開設できた。
残念ながら、日本のHSBCは当初預入の資産が1000万以上でなければ開設できず、日英での口座開設の夢は潰えた。親もびっくりしていた。
 
結論としては、簡単に口座開設できるのはHSBCで、デビットカードも作れちゃうのがロイズって感じだろうか。
 
☆イギリスでアルバイトを探す
 口座の準備もできたらあとは職探しだ。ところが、日本でのアルバイト探しと、イギリスでのアルバイト探しは全く異なる。当時の僕は戸惑いながら、気合でいろいろやった。
 
【日本の場合】
①アルバイト雑誌or店舗で求人を探す
②店舗に電話して、面接のアポを取る
③面接⇒採用
 
【英国の場合】=私の場合
①店舗に片っ端からCV(履歴書)を配る
②店舗からの電話を待つ
③店舗からの電話で面接時間を設定
④面接⇒採用
 
めちゃめちゃアナログだった。
このやり方は僕の前年にイギリスに住んでいた先輩や、当時の語学学校の先生方に教えていただいた方法なので、間違ってはいないはず。事実、僕がアルバイトしている間に何人かのCVを預かったこともある。
 
CVには教育履歴や英語のレベル等を記載する欄があり、教育歴は日本の大学名とイギリスの語学学校を記載して、英語レベルは語学学校の先生に確認した。
CV実物はもはや手元にないが、「CV アルバイト」で検索するとひな型が大量に出てくるので、それを参考にするとよいと思う。
 
☆イギリスのアルバイト
 クリーニング屋、イタリアン、カフェ、小さな店、本屋などなどとにかくCVを配りまくった。最終的には「WASABI」という日本食料理屋さんでアルバイトをすることになった。日本人が誰もいない店舗だったため、日本人が欲しかったようだ。
以下のホームページを見ると、「WASABI」は当時よりも店舗が増えていて快調に営業できているようだ。てか、2003年に最初の店舗ができたのか。
 
https://www.wasabi.uk.com/

 

アルバイトしていたWASABI


☆さいごに
 3月に渡英して、4月にホームステイ先から転居し、5月にバイトを見つけ、6月末で語学学校を卒業し、7月からは週40時間働く。今考えたらめちゃめちゃ忙しかったが、多分人生の中でも最も充実していた日々であるように感じる。当時の働き方はまた次回記載する。


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