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【受験者必見!】すべてがわかる!“戦略的”英検攻略法

今回は、実用英語検定 についてです。
とてもメジャーな資格で、取得しておいた方が良いとは聞くけれど、

「英検がどんな試験かわからない」
「どうやって対策すれば良いのかわからない」
「何級を取っておけば良いのか」

このような方も少なくないでしょう。
今回は、英検の概要から対策のポイントまでお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!

1. 英検を知ろう

そもそも英検を受けるメリットは何でしょうか?
今回は大学受験を例にお伝えしていきます。

大学受験(総合型・学校推薦型・一般選抜)において、英語の外部検定を活用できる大学は増加傾向にあり、2022年度入試では424の大学が対象となっています。
外部検定の中でも92.2%と最も多く利用されているのが“英検”です。英語の外部試験を利用するなら、まずは英検を受けるのが『基本』といえるでしょう。
英語の入試本番は1回のみですが、英検は年間で複数回受験することができるので、合格のチャンスが複数あります。余裕をもって英検対策ができる場合は、使わない手はありません。また、入試直前期に英語を対策する時間を減らせるというメリットもあります。
では、実際に受験する場合は、何級を選ぶべきでしょうか?
答えは2級・準1級 です。この2つの級を合格ラインにしている大学が多いので、入試で英検を利用するのであればここを目指しましょう。
ただ、大学の中には「取得級」ではなく「スコア」を基準にしているところもあります 。
例えば、英検のスコアが2,300点以上の場合、英語の試験が満点扱いになる大学があるとします。2級も準1級も満点は3,000点なので、大学側が求める2,300点というラインを突破しやすいのは難度の低い2級ですよね。
そのような場合は難度の高い準1級で合格点 を狙うよりも、2級で高得点を狙う方が効率が良いため 、あえて受験級を下げることも1つの方法です。
ルールは大学によって異なるので、自分の興味がある大学の募集要項をチェックしてみてください。

2. 年間スケジュール

英検の受験方式には従来型S-CBTという2つがあります。
従来型は夏・秋・冬の年3回の開催に対し、S-CBTは毎週開催されています 。ただし、S-CBT については1人が受けられる回数に上限があるので注意が必要です。
S-CBTの特徴として、名前の由来(CBT=Computer Based Testing )の通り、基本的にパソコン操作で受験することが挙げられます。
パソコン操作に慣れていないと難しかったり、また面接も対人ではなかったりと、普段の試験とはかなり異なるため初心者の方にはあまりおすすめできません
また、S-CBTは従来型と違い、一日ですべての試験を終えられるという特徴もあります。日程が合わない方や一日ですべての試験を終わらせたい方はS-CBTにも挑戦してみてください。

3. ポイント別英検攻略法

続いて、英検の勉強方法について解説します。
学習を進める上でのポイントは下記の5つです。

①英単語
②英語長文
③英作文
④リスニング
⑤スピーキング

それでは順番に見ていきましょう。

①英単語

言わずもがな、一番大切なのが英単語です。
単語の学習は継続的に行うことが大切です。例えば、1日目に10個の単語を覚えたら、2日目は1日目に覚えた10単語+新しい10単語、3日目は1日目の10単語+2日目の10単語+新しい10単語・・・というように、その日に新しく覚えるものに加えて過去に覚えたものも毎日反復することで、単語に触れる機会を多くつくり、定着させることができます。

②英語長文

長文対策には、数年分の過去問の活用がおすすめです。
自己採点をして一喜一憂するのではなく、1問ずつ見直し、それぞれの間違いに対してなぜ間違えたのか分析をして初めて成果が出始めます。

③英作文

英作文では、難しい単語を使って 難しい内容を書かないと・・・と考えてしまいがちですが、その必要はありません。中学レベルの文法でもいいので、シンプルでミスの少ない文章を書くことを意識しましょう。

④リスニング

ただ音声を聴き流すのではなく、まずはスクリプトを見ながら聞くことで、音声に慣れていきましょう。
スクリプトを見ながら音声と同じペースで聞き取って意味を理解できるようになってから、徐々に音声のみに切り替えていきましょう。

⑤スピーキング

スピーキングの学習を行う上で、押さえておきたいポイントは3つです。
・日本語で意見が言えるようにする
・英作文同様、簡単な表現で意見を伝える
・実際に英語で話すことに慣れる

ただ、スピーキングは ほかと比べて一人で練習するのが難しいです。オンラインでもよいので、会話の相手を探して聞いてもらう機会を作りましょう。

4. 学習計画

英検を取得する際には、受験スケジュールや勉強時間、一度で取得できなかった場合の対策法を考えながら計画的に進めるのがポイントです。
高校3年生になって慌てて英検を取ろうとしても、受験勉強との両立が難しかったり、10月の出願に間に合わなかったりと様々な困難に直面することがあります。早めに英検対策を始めて、高2の内に一度は受けておくようにするのが良いでしょう。

従来型の冬の試験は、例年1月末に一次試験が行われますので、遅くとも12月中には始めたいところです。『まだ始められていない!』という方は、冬休みなどを使って一気に対策を進めるようにしましょう。
備えあれば憂いなしです。大学受験を目指しているのであれば、早いうちから挑戦して損はありません。

英検の概要や英検を利用した入試のことを知っているだけで受験の戦略が変わってきます。
もしも迷っているのであれば一度ご自身でも英検・志望校について調べてみて、入試に向けた計画を立ててみてください!


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