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酸化・糖化・老化

以前のAmanoteで『太り方』を紹介しました。皆さん実践してますか?? まだ読んでない方はココから😁

端的にいうと、血糖値を上げすぎると太るということでしたね🤔その中で血糖値と老化というキーワードが出てきたと思います。今回はその辺について書きたいと思います。

なぜ老いるのか?

人は生まれた瞬間から老い始めます☠️赤ちゃんの頃は細胞の働きが活性化されているので成長していきますが、細胞の活性化が弱まってくると老化していきます。ですが、同じ年齢でも若く見る人と、老けて見える人がいると思います💡どうしてでしょうか?実はここにも血糖値が関係してきます。

老化には2種類あり、酸化糖化があります。

リンゴの皮をむいて放置しておくと、茶色く変色するのを見たことがあると思います。これは酸化。酸化は「電子が奪われる事」と定義されていますが、わかりやすい例でいうと、釘が錆びる、ゴムがボロボロになる、プールの塩素で髪が脱色するなどがあります。劣化するダメージを受けるといったイメージが多いかと思います。ちなみに紅茶は茶葉を酸化発酵させている状態なので酸化が必ずしも悪いわけではないですが、人体にとってはダメージになります!酸化は身体が錆びることだと思ってください。

一方で、こんがり焼けたパンケーキを想像してみてください。香ばしい匂いで美味しそうな印象を受けますが、この焼き色は糖化なんです。これはタンパク質や脂質がブドウ糖と結合して劣化している状態。人体に置き換えると、身体が焦げることになります。そして、タンパク質や脂質がブドウ糖と結びつくと、AGE(終末糖化産物)という悪いものができます。

このAGEが病気や老化を引き起こします。人間の身体は、水分以外のほとんどがタンパク質や脂質でできています。体内でブドウ糖が余っている状態、すなわち血糖値が高い状態では糖化が起こりやすくなるということなんです👀 そしてAGEは血管や筋肉、腎臓、コラーゲンに甚大な被害を及ぼし、シミやしわができたり、血管を固くしてしまい動脈硬化を引き起こしたりします💦糖尿病の方は血管年齢が10年早く老いてしまい、AGEが腎臓の膜にくっつき糖尿病性腎症を発症します。アルツハイマー病パーキンソン病の方の脳内にもAGEがたくさん溜まってしまっています。このように糖化は人体にかなり悪い影響を出してしまうんです!!

老化を避けるには

糖化が危険なことをわかっていただけましたか??では避ける方法を伝授しましょう!回避方法は二つあります。一つは、糖質の過剰摂取をしない。もう一つは、AGEの摂取を減らすことです。糖質摂取については『太り方』を参考にしてみてください。今回はAGEの摂取について紹介します☝🏻

AGEは食品からの摂取量の10%が体内に取り込まれ、6~7%が長期間留まってしまいます。たかだか10%ですが、長期間上乗せされてたまれば膨大な量になってしまいます。塵も積もれば・・・ですね😅

そして食品中のAGEの含有量は調理方法などによってかなり変わってしまうんです🍳 糖化の例で焦げると表現しましたが、まさにその通りで高温調理をするとAGEは増えてしまします。同じ肉でも、煮る、焼く、揚げるで全然違います。鶏肉を例に挙げましょう。鶏の生肉を煮るとAGEは約1.5倍、焼くと約7.5倍、揚げるとなんと約13倍にもなってしまいます。そして揚げる場合は、油の温度によっても差が出るので、自宅で調理したものよりもお店で調理したものの方がAGEは多くなりがちです。調理方法でここまでの差が出るのでぜひ覚えておきましょう!!

調理の他には【酢】が有効です🍋 酢には血糖値の上昇を抑える効果と、AGEを減少させる効果があります。素晴らしいですよね!!マリネにしたり、レモン汁をかけるだけでもAGEを減らすことができます!

老化に対抗するには

糖化を避ける以外にも、AGEを防ぐ方法があります。それは【抗酸化作用のあるものを摂取する事】です。抗酸化作用には酸化を防ぐだけではなく、AGEも強力に抑えることができます。
どんなものがあるかというと、カルノシン、ポリフェノール、ビタミンB1、ビタミンB6、スパイスが当てはまります。ひとつづつ紹介しましょう😀

カルノシンは、ウナギ・鶏肉・マグロなどの筋肉や肝臓に多く含まれます。カルノシンは非常に強い抗酸化作用とAGEを抑える作用があります。回遊魚や渡り鳥がずっと身体を動かし続けられるのもカルノシンをたくさん持っているからと言われています。

ポリフェノールは様々なものに含まれています。飲料では、コーヒーやお茶、赤ワインなど。果物では、ブルーベリー、バナナ、イチゴ、リンゴ、ブドウ、柿など。野菜では、大豆、玉ねぎ、オリーブ、ブロッコリー、蕎麦など。その他には、クルミ、アーモンド、ココアパウダー、チョコレートなどに含まれています。なじみのあるものが多いので摂取しやすいと思いますが、チョコレートは要注意です!通常のチョコレートは砂糖がたくさん入っているので、カカオ成分が70%以上のものを選んでください。そうでなければ意味がなくなってしまいます。

ビタミンB1は、豚肉、ウナギ、玄米、蕎麦、大豆、レバー、鶏肉に多く含まれます。

ビタミンB6は、腸内細菌によって作られるので不足することは少ないですが、カツオ、マグロ、サーモン、ナッツ類、肉類、野菜、バナナに多く含まれます。

スパイスは、コショウ、山椒、ターメリック、コリアンダー、ローリエ、パプリカ、チリペッパー、クミンなどです。カレーには様々なスパイスが使われていますが、市販のルーでは脂質が多いのでご注意を。自作のスパイスカレーであればかなりおススメです!!

老いにも良し悪し

今回は老いについて書きましたが、紹介したように『酸化』と『糖化』により人間は『老化』しています。ただ普通に暮らしていても必ず老化は起こります。ですが、調理方や摂取する食品によっても劣化するスピードは違ってきます。これがすべての老化の原因ではないですが、覚えていて損はない話だと思います。生活の中で思い出してみてくださいね☺️

将来どうなりたいですか??

元気に若々しく過ごすのか、あれこれ不調を抱えて過ごすのか・・・。

今のあなたにかかっていますよ!


Amanoteでした😎

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