第4週 もう一度「目的意識」に火をつける
ハリウッド映画やテレビ番組のライター・ディレクターとして活躍したジュリア・キャメロンが約30年前に書いた『ずっとやりたかったことを、やりなさい)』の最新作『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』を読んで、12週間のワークに挑戦しています。
第4週 もう一度「目的意識」に火をつけるの章では、「メモワールの中であきらめた夢を発見したとき、すぐに私たちは、『他の誰かがより長くそれをやっているから』あるいは『自分はプロの訓練を受けていないから』立ち入ってはならないと思いがちである。しかし一旦あきらめた創造的な行為をもう一度試してみることで、満足感だけではなく、レベルはどうであれ、同じ目標を追いかけている人とのつながりを発見できるのだ」というジェシカ・ヒシュの言葉が印象に残りました。
この章の導入部分にも、「若い頃の夢が、代わりに他人をサポートするという気持ちをあなたに抱かせるかもしれません」とありました。昨年、社会保険労務士として税務署に開業届を出したのですが、実は個人事業主として開業届を出すのは2回目なんです。初めて開業したのは、20年近く前になります。その頃は、税理士を目指していました。元々、出産前は経理の仕事をメインにしていて、将来に渡ってプロフェッショナルな仕事をするために、税理士の資格を取りたいと考えていました。
ですが、道半ばで結婚&出産することになり、出産後に再チャレンジしたものの、勉強に身が入らず挫折…それでも、子育てと仕事を両立させたいという思いから、税理士の資格がなくても出来る経理代行の仕事や知人に紹介されて入ったNPOでの経験から、NPOの支援もしたいと思って開業しました。
ただ、こちらも本来の事業収入はゼロのまま、数年後に廃業しました。それからはずっと雇用契約で働いてきました。でも、その頃から資格を取って専門的な仕事をしたい。様々な社会課題の解決のために活動するNPOを支援したいという思いはずっと抱き続けていたと思います。プロボノ活動を始めたのもそうした思いからでした。
そして、つい最近ひとりの社会起業家との出会いがありました。自分の息子と言ってもおかしくない若き起業家さんです。NPOを立ち上げて数年ですが、既にいろいろな賞等を取られていて注目されています。実際にお話を伺っていても、その真摯な姿に素直に感動し、「社会貢献を目指すNPOをバックオフィスから支えたい」という自らが抱いた夢を思い出させてもらいました。
著者のジュリア・キャメロンも「年を取って賢くなる例はたくさんある。しかし、若い人たちと友だちになり、彼らから学ぶことに心を開くことで得られるものもたくさんある。若い人たちは脂が乗り、新しいアイデアがあるし、物事をやり遂げるエネルギーを持っている。彼らの熱意はあなたを鼓舞し、あなた自身のまだはつらつとした本当の部分を思い出させる。」と言っています。新しいことに挑戦する若い起業家に刺激を受けて、私自身も自分だからこそ出来る何かを模索しているところです。