倉敷・阿智神社
自分では全然そんなことに気づいていなかったけれど、ふと、私は世間一般でいうUターンという部類に入るのではないか、と思い至りました。
ずっと、岡山に住所を置いたままいろいろなところを転々としていたけれど、この前までは沖縄に住所を移して移住という形をとっていました。そこから岡山に帰ってきたので、これは立派なUターンなのでは?と、いまさらながら気づきました。
そんなUターンしてきたomiが巡る、岡山県民による岡山観光記です。
先日、倉敷美観地区にある阿智神社へ行ってきました。
場所は倉敷随一の観光地・倉敷美観地区にあります。
隣接するようにある鶴形山、その山頂に阿智神社(あちじんじゃ)はあります。
案内図、小山の右側が阿智神社です。隣に観龍寺というお寺があります。入口は何か所かあって、私は観龍寺側から行きました。
トンネル横の石段を上がります。
こちらも立派なお寺なのですが、今回の目的は阿智神社なので割愛。
観龍寺の右脇に小道があり、そこを進んでいくと阿智神社の鳥居が現れます。
舗装された道。清掃の方が落ち葉を集めていて、境内はとてもきれいにされていました。
阿智の藤は有名で、毎年藤棚に綺麗に咲き誇ります。この時はまだ咲き始めという感じでした。
しばらくすると手水舎が現れます。今はツツジが見頃で、境内にも何種類かのツツジが咲いていました。手水舎にもツツジがいけてありました。
手水舎から少し階段を上った先に本殿があります。
近所の保育園児がお散歩に訪れていました。
なぜこんな陸地で海上安全?と不思議に思われるかもしれませんが、実は倉敷美観地区のある辺りって、昔は海だったんです。その名残の海上安全です。
江戸の頃から干拓が始まり、徐々にその範囲を広げていきました。
この件に関しては別記事でまた紹介します。
主祭神以外にも相殿神十九柱と呼ばれる十九の神々が祭られています。
また、摂末社に
があり、阿智神社と合わせてこの六社は御朱印があります。
普段あまりお守りは買わないんですが、金運守の刺繍の装飾が美しく、金運関係だし…!という思いもあってうっかり買ってしまいました。
御朱印の四月のところがうさぎになっているのは、卯月だからです。
そしてこのうさぎのイラスト、実は阿智神社に関係があります。
というのも阿智神社入口の随身門の梁の上にうさぎが彫られているのです。
写真は撮れませんでしたが、確かにうさぎが居ました。
境内をぐるりと回って、縁結びの木・もっこくへ。
もっこくの木がなぜ縁結びなのかというと、その花言葉にあるようです。
花言葉は「人情家」。
その由来は、もっこくを当て字で表すと「持つ」「濃く」と書くことが出来るのですが、そこから「良縁に恵まれるように」という願いが込められるようになってついた花言葉だそうです。
木を囲うようにおみくじ掛けがあり、十二支が並んでいます。自分の干支のところに結ぶといいのだそう。
ということで私もレッツおみくじ。
願望:行動あるのみ
私の人生の指針にしている言葉が、洋画マイ・インターン内の台詞「Let’s make it happen」。映画では「行動あるのみ」と訳されていて、私が迷ったときに唱える魔法の言葉でもあります。
ちゃんと申年のところに結びました。
いつも思うのですが、さるってどこでみても絶妙にリアルな造形で作られるので可愛さが乏しいんですよね…。
辰なんてほら、大人気過ぎてこんな風におみくじ結び付けられてる。
こどもの日が近いので兜が並べられていました。
一緒に並べられているのは張り子のとら。実は倉敷はりこといってこれも倉敷の伝統工芸品なんです。
階段をおりて美観地区に戻ります。
倉敷の名前の由縁でもあるこの光景。鶴形山に登ると見られます。
白壁の白と瓦の灰色が並ぶ光景。上から見るとかわいらしくもあり、美しくもあります。
私、倉敷市民ですが、実は阿智神社に来たのは初めてでした。
美観地区には何度か来たことありましたが、あえてこの小山を登ろうという気持ちになったことはありませんでした。
なんとなく、年齢を重ねて気持ちの変化が出てきたな、と感じます。
今回の収穫は鶴形山からみる倉敷美観地区の街並みです。
屋根が並ぶ姿がかわいいので、ぜひ、みなさんも阿智神社に参拝した際には上から見る美観地区も愛でてみてください。
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