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Bリーグ2023-24 第5節 GMAE1【vs京都】(10/28)


PICKUP PLAYER

今日はメンバー全員が良かったし、全員が悪かった。
DFは言わずもがな好調を保てている。TOは1桁で、得点源はバランスが良かった。しかし、リバウンド数は僅差で負けているし、シュート確率は低く、フリースロー確率は7割を下回った。それぞれが僅かな修正箇所ながらも、次戦のSR渋谷を見据えるならば危険なスタッツである。
そのため、この試合は良点を考慮しても特定の選手をPICKUPはしない。節目となる次節の為にも、今節は点差よりも内容を重視だ。

OFに関して

京都がゾーンDFを多用してこなかった。ある程度までなら不揃いであっても、ゾーンDFというだけでA東京には効果がある。そのため、今回も面倒な展開を予期していたのだが、ラッキーなことに今回の京都はマンツーマンDFだった。そうなるとA東京はボールが回るし、お得意のP&Rも機能する。試合を通して本来の得意な形でOFが作れた。(なお確率……)

その中で得点に悩んだのは1Qと、2Q序盤~中盤だ。
弱点である3Pでは、フリー状態での試投が連続して不発速攻を仕掛けたいメインデルと、丁寧にしたいロシターが噛み合わない。インサイドのシュートは『真っすぐ立って・真っすぐ飛ぶ』が出来ずに、斜めに飛ぶせいでリングに嫌われる。(加えて、いつもより距離がリングから一歩遠い)

だが、最初に記したように、チームとしてのOFは作れていた。あと少し個々人が調整が出来るのなら、前半で+5~7点ほどは伸びるだろう。逆に修正が出来ぬなら、シュート確率が更に重要になる次節のスローテンポバスケでは勝てない。明日は本試験前、最後の模試だと思ってOFを沈めてほしい。

※個人的に嬉しかったのは、ロシター・サイズのハンドオフを起点としないOFが多かったこと。テーブスが自分でボールを運んで、彼からOFが始まると、1度のOFでチームのパス・ドリブルが1~2回増えるので展開が増す。

DFに関して

A東京のDFが、ここ数試合は調子が良い。スイッチの判断、自身のDF位置の判断が的確。相手のスクリーンで安藤や小酒部が身長のミスマッチを突かれても、無難に抑え込んでいる。また、吉井がSFのみならず、SG~PFまでDFに着くので、ロシターを筆頭にスタミナ管理に余裕が出来る。

京都のOFに対しても剥がされることなく、徹底して相手とリングの間に入りこむDFが出来ていた。チームは違えどP&RはA東京の十八番であるため対策は可能と言うことだ。

これらを理由から、A東京以上に京都のシュート確率が落ちたため点差自体は離れていった。
    

京都に関して

京都のOFコンセプトが分かなかった。
今日はDFの調子が良いA東京に抑え込まれていたが、それにしても京都にとって何がベストなOFなのかがイメージできなかった。とりあえず外国籍に打開策を任せているようにも感じであり、G陣は単発気味なシュートが多い。メンバー同士が噛み合っていない。
また、選手によっては試合に集中すると言うより、ファウルで審判に抗議する熱量の方が高いこともあった。その時間があれば次のセットについて声を掛けなければならない。

現在、A東京はOFの調子が悪いので、東地区1位から勝利を捥ぎ取るなら『今』だ。後々ではA東京もチームが出来上がるので、その可能性は一気に落ちる。A東京ブースターが言うのは気が引けるが、客観的に捉えるならば、相手が勝手にハードルを下げてるのだから、試合に集中して勝利を奪いに行く他ない。そうすれば、たとえ負けてもチームとして団結し、得るものが出てくる。

諦めるには未だ早い。

その他

・安藤がケビン・ジョーンズをDFで抑えてるのスッゴイ。

・98年トリオが頑張ってて嬉しい。

・グダイティスのDFが本当に良くなった。思ったよりフィットが早かった。

実況と解説が素晴らしい二人組だった(バスケットLive)。解説は他の会場では余り聞かない専門用語も把握しており、実況はバスケ初心者でも分かるように常に丁寧な言葉を選んでいる。今シーズンのベスト実況・解説だった。

・大阪と名古屋Dが負けた。これで『勝てないチームは無い』という状況になった。負けた時に良い訳は出来ない。


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