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第1節~第8節A東京選手 活躍評価『SF/PF/C 編』
ルール説明
評価基準
①ランク分け
S~Cランク、DNPの段階で評価。
※DNP=Do Not Play(出場無し)
②相対評価
絶対評価で査定すると、全員が『Sランク』とかいうTier表として欠陥だらけの結果になってしまうため。
また、勝率1位チームでの相対評価であるため、B1全体で観ると各員の評価は1段階高くなる。(特にAランク選手)
③ 説明順
ランク順に説明すると、後半になるにつれて気分が落ちる方もいるだろうということで、ポジション順(同ポジションは番号順)で掲載。
評価一覧
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※② 同RANKでも左に行くほど評価が高い
#8 吉井裕鷹
評価【B】
昨シーズン同様にSFで出場登録しているが、DFでは相手PFとのマッチアップが増加。OFではコーナーステイの3P試投数が減少、45度の3Pとインサイドの比率が高くなっている。日本代表での活躍を受けたことで、プレイ内容も代表時に寄せた内容へと変化した。
ただ、その代表活動の影響もあるのか、疲労と連携力不足によりここまでのリーグ戦での評価はそこまで高くない。(※相対評価なので)
スポーツニュースによると、このバイウィ―ク期間でシュートフォームを見直しているらしいので今後の3Pに注目だ。
#10 ザック・バランスキー
評価【B】
どこかのインタビューで本人が言っていた通り、この序盤戦はシュートタッチが悪い。キャリアで見ても下から数える位置のスタッツだ。第6節辺りから回復傾向にあるものの、それでも序盤の結果が足を引っ張って平均点は低めと言った感じである。
だが、バランスキーの評価は他選手と異なり、『キャプテン』の役職を加味しなければならない。
選手の仲を取り持ち、アドマイティスHC/伊藤GMと連携を深める。練習中にはキャプテンシーを出さなければならず、そのキャプテンシーの比較対象はザックとってもレジェンド選手である正中岳城だ。キャプテンと言う精神的重圧と疲労は計り知れない。また、シーズン前は各種メディア対応で拘束時間も長く、それでもって愛想を良く応対しなければならないのだ。
頭が上がらないですよ。
そりゃシーズン序盤は調子だって落ちますわ。
と、分かるブースターはソレが分かるので、ちょっと調子が上がらないからと彼を責めるようなことはしない。
バランスキー本人が現状の成績で焦って、無理にシュートフォームを変えたりして、そこから悪いスパイラルに陥らなければ何も問題はない。バイウィークでしっかり休んで、最終的なスタッツが例年レベルなら『十分すぎる』働きだ。
#23 レオナルド・メインデル
評価【S⁺】
つーよすぎ……。
Bリーグ初年度という環境下で異次元のスタッツを叩き出している。正直、10月のBリーグMVPはメインデルだと思っていた。
序盤こそ既存のA東京メンバーとOF連携が合わず、彼が無理なシュートを放つしかない状況や、身長ギャップのせいかオーバーヘッドのパスミスが多かった。
しかし、そこは素晴らしきかなブラジル代表。開幕3カード程で改善が行われて、無茶なシュートやパスミス(によるTO)も徐々に落ち着いてきた。
※たまにフリーな状況でパスが来ず、3P打てなくて味方にキレ気味なのも個人的には良い。それくらい3Pに自信があるのだろうし、A東京には少なかったタイプなので活性化にもなる。左90度でフリーならパスして欲しい。現状60%で決めてくる。
また、DFはA東京の基本軸を遵守してくれている。彼のチーム在籍歴が単年ばかりで、チーム指示に従わない性格という可能性を孕んでいたが、そんな心配は全くなかった。DF時のヘルプ意識やリバウンドなど、指示された状況では泥臭いプレイも積極的に取り組んでいる。
半数のメンバーが入れ替わり、新しいA東京でスタートダッシュが成功したのは、メインデルの『OFのオールラウンダー』+『DFのプロフェッショナル』が活躍した部分が大きい。
あと、フンンサのレベルが高いのも評価対象になっている。今後のBプレミア参入のために集客は重要だ。
#11 セバスチャン・サイズ
評価【S】
世間の評価が低すぎる。もっと腰抜かして、おったまげてくれ。
今期のA東京OFレーティングが1位なのは、3P確率の高いメインデルと、2P確率の高いセバスのおかげだ。
勿論、この後に出てくるロシターやグダイティスも2P確率が高い。だが、A東京ではセバスだけが有している、インサイドでありながら3Pが47%という驚異のスコア。これが相手DFにとっては非常に嫌らしい。
インサイドだけ注視できれば相手DFも楽だ。しかし、セバスから離れてしまえば、47%で3Pが決まってしまう。そうなるとセバスのマッチアップは、僅かながらも外へのDFにも寄らなければない。
ただ、そうなると相手のDFローテションは陣形が崩れるし、P&Rの効果が高くなる。また、自由にさせまいと常にセバスに付いていても、スクリーナーの動きが多く高機動なセバスに翻弄され、試合後半にはガス欠に陥る。
……すると、セバスはウィングスパンが長さを活かして一瞬の隙を攻められるし、G陣はスピードで突破がしやすくなる。一石二鳥。
※「でも平均1本の試投でしょ、見逃せば良いじゃん」と思うかもしれない。だが、ポジションが少なく、DFレーティング1位のA東京に対してはそのワンゴールが重い。
また、今期はガーベジタイムの4Qを任されることが多く、4Qのインサイドはセバスが8割をコントロールしている。
つまり、試合時間の1/4を安心して観戦できるのは、セバスが点差を縮めさせていないからだ。ここ数年様々なリーグのバスケを観戦しているが、1人の選手が出ているからと安心して見れていられケースは殆ど無い。そして、それを第1節~第8節で何度も繰り返しているのは文字通り『格』が違う。
また、代表活動でチームDFにフィットしきれていない吉井のカバーも行っている。これは守備範囲の広いセバスだからこそ任せられることだ。能力的にはグダイティスでも出来なくは無いが、新加入数か月で任せられるほどチーム理解が深くない。
僕はセバスをA東京で最も『完成』している選手として認識している。彼の個人技のみではなく、A東京として求めるPF/C選手として連携も完成している。
今回の評価はメインデルが『フィットの速さ』の部分を理由に上回ったものの、他スタッツ部分は同等。間違いなくこの2人がアウトサイド、インサイドの強度を牽引した序盤であった。
#22 ライアン・ロシター
評価【A⁺】
ロシターが『ヤバい』
彼を起点とするOFやボール運びが減ったため、一見すると昨シーズンに比べて派手さには欠けている。しかし、これらのプレイは本来ポジションごとに割り振られるものだ。昨シーズンは欠員多発とは言え、彼一人に色々と頼り過ぎていた。これなら対戦相手も、取り敢えずロシターを抑えれば楽にDFが出来てしまう。
ただ、今シーズンはメインデル、テーブス、橋本など、ロシターが背負っていた部分を本来担う選手が加入。おかげでロシターも自身のプレイに専念できている。
……その結果、ロシターのスタッツは弾けた。
自分が攻める余裕があるときに攻めれば良い。自分が苦しくとも同時間帯の出場が多いテーブスかメインデルに託せばよい。ただ単純に、自分が得意なタイミングで、中近距離のシュート、アシスト、リバウンドを行うだけでよいのだ。
また、アドマイティスHC政権2年目となりチーム全体のOFに繋がりが生まれている。ロシターがボールコントロールと司令塔をせずとも、意志共有が出来たことはOFに大きな影響を与えた。
当たり前なのだが、OFでボールを持っている選手よりも、持っていない選手の方が自由に動ける。それはロシターとて同じことだ。
ロシターが自由に動けることで、ロシター+サイズorグダイティス(orメインデル)のスクリーンという選択肢が増えた。相手DFも一気に対応が困難になっている。ましてやP&Rを複数回仕掛けるスペインピックなどもA東京の十八番。ロシターが直接のP&Rに関与せずとも、その前後段階の連携でズレを作る起点をとして立ち回れる。
さて、ここまで持ち上げておいて【A⁺】なのかと思う方もいるだろう。この評価の理由は簡単。ロシターは『元から現状のスタッツを残せる』選手だからだ。
彼がこれまで苦しんでいたのは、怪我人続出によるチーム内の役割欠如、Bリーグ新加入の外戸籍PGによる不慣れなボール運び・合わない戦術が原因だ。そういった部分をカバーしていて、彼が本来の良さを100%出しきれていなかった。
そのため、現在彼が残している驚異的なスタッツは、彼自身が成長して生まれたものではない。これまで在籍していた他の選手が成長し、チームとして求めていた役割の選手が加入し、ロシターを自分のことに集中させてあげられたことが大きい。
※比喩的な表現をするなら、ロシターの『調子』に点数があった場合に、ずっと赤点だったのが平均点に戻った感じ。これまでは頭が良いからと、他の子に勉強教えていて、自分の勉強時間が取れなかったみたいな。
なので個人的には、飛躍中のテーブス、新加入&超高性能3Pメインデル、4Qのインサイドを1人で守っているサイズなど、『個』で伸びているている彼らに比べると、相対評価では1つ落とすしかなかった。
とは言え、スタッツは異次元。彼がこのままの調子でA東京が優勝したら、メインデルかロシターがMVP。メインデルの3Pがいつまで持つか分からないので、可能性的にはロシター有利である。
#77 アルトゥーラス・グダイティス
評価【A】
この評価の8割はDFによるものだ。新加入選手であり、DFで最も重要なセンターポジションの選手。『OFは二の次、早急に仕上げるべきはDFだ』と言った練習を重ねたのが分かるプレイ内容であった。
そのためOFではシンプルなプレイが多く、他選手との連携回数は多くない。また序盤はFT確率が悪く、FTを得点源とするA東京としては一抹の不安が残る内容であった。
だが、それでも評価は【A】だ。
OFでプラス査定は少なく、FTでマイナス査定をしていても【A】なのだ。
自分で付けておいてなんだが、これは異常である。たったの8カードでDFを仕上げ、またBリーグ公式youtubeに纏められるほどのブロックを重ねている。
正直言って、僕が最もドン引きしているのはグダイティスだ。彼より評価を高くつけた4人よりも、プレイを見ていてOFの歯が立たない『絶望感』がある。魔王と言っても良い。
……が、先述したように、この魔王様は未だOFにフィットし切れていない。その内にOFでも『絶望感』のあるパワーを叩きつける未来が待っている……。
※ただ、これまでの経歴を調べると、そこまでOFスタッツが伸びていない。実はDF特化、複雑なOF(位置取り、ハンドリングなど)がセンターの中でも苦手なタイプである可能性は捨てきれない。
#21 平岩玄
評価【DNP】
まあ、怪我は仕方ない。再発しないように治療して、100%のプレイをしなければBリーグは生き残れない。
しかし、今シーズンは吉井がPF相手に活躍している。センターの平岩と同じ目線で比べることはできないが、日本人インサイドとして一歩出遅れてしまった。現在のBリーグでコート内の外戸籍0人という状況は考え辛いので、出場時間の奪い合いは後手。
平岩はDFは勿論のこと、吉井の3Pに負けないようなインサイドOFを身に付けないと、出場機会が奪われたままになってしまう。
日本人ビッグマンは貴重なので、この出場ができない期間だからこそ学べる経験を活かして欲しい。
まとめ
色々と説明しましたが、あくまでも僕目線での評価なので、「いや、もっとこの選手の評価が高いよ」ってなるのは当然。僕が捉え切れていないインタビューや練習風景などもあるので、色々と考えを膨らませるのも楽しみ方の1つです。是非、僕・私が思う評価ランキングを作って見てください。メモ書きに書くだけでも案外楽しいものです。
さて、既にご存知の方もいらっしゃるかと存じますが、今後の活動について掲載をしております。下記にURLを添付いたしますので、お時間のある際に一読いただけると幸いです。
※追記事項がございますので、既にご確認いただいた方も再度ご覧ください。
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