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適齢期について考える

今の時代、万人に共通する“結婚の適齢期”というのはありません。それぞれの人に、それぞれの人にとっての“適齢期”があります。
しかし、その人の適齢期は誰かが教えてくれるわけではなく、自分自身で定めるしかありません。また、「友達がみんな結婚してるから」「職場で肩身が狭いから」「親がうるさいから」などまわりに影響されて早まるものでもありません。
人生設計、人生観、優先順位などを考慮し、今の自分、そして数年後、数十年後の自分が一番幸せでいられるためにいつ結婚するのがいいのかを導き出す。
“今”だけでなく“未来”の自分もきちんと考えることが大切です。また、今だけ、未来だけを大事にしてどちらかをないがしろにするのも、本当の意味で“幸せな結婚”はできないと思います。

そして仮に、「やっぱり今すぐ結婚するのが一番幸せだ!」と確信したとしても、すぐに結婚できるわけではありません。
適齢“期”と言うだけあって、期間が必要です。半年で結婚できる人もいれば、何年もかかる人もいます。「今すぐ!」といった漠然としたものではなく、「あと〇年」「〇歳までに」など具体的な期間を設けることが重要になってきます。

いつ結婚するか、そのメリットとデメリット

例えば男性は子どもを持つことに対して年齢的な危機感を持っている人が少ないので、「今は趣味が楽しいから結婚は先でいいや」と思っている人がいるとします。
しかし実際には、子供を持つことに関しては男性も年齢が上がればそれだけリスクが高まりますし、出会いの数も減ってきます。
その、数年後に結婚する場合のデメリットをきちんとリアルに考えられるか。それが自分の適齢期を考える上でとても大事になってきます。
むしろ、メリットよりもデメリットを重視し、それを避けることが、幸せな結婚に繋がるのです。

女性はどうしても『早く結婚すべき』と言われがちですし、確かにメリットは男性より多いように思います。ですが、やはりここでも重要なのは“デメリット”。自分の人生設計・人生観・優先順位を熟考し、いつ結婚するのが自分にとって“デメリットが少ないか”を見極めることが大切です。
【『結婚と年齢』をどう考えるか(女性向け)】のときにも例に出させてもらった、ハタチそこそこで結婚して40代で孫が生まれた知人ですが、最近義両親と同居を始めたそうです。「そうか、早く結婚した場合は義両親との付き合いもそれだけ長くなるのか」と、晩婚の私とは異なる世界線に気付かされました。
結婚するといろんなしがらみが絡んできますので、想像力豊かに、メリットは、デメリットは、をよく考えてみてください。

条件が多いほど結婚までの道のりは長くなる

とにかく早く結婚したい!という方は、相手に求める条件を極力少なくするのが最も近道だと私は思います。
とにかく何か一つくらいに絶対条件を絞って、他のことは目をつぶる。そうすると、すぐに相手は見つかると思います。
もちろん「誰でもいいわけじゃない!いくつかの条件で見てみないと選べない」という方もいるでしょうが、そういう方はすぐにでも結婚したい!という気持ちは諦めた方が良いでしょう。

つまり今現在、「すぐにでも結婚したいのにどうしてできないの!」と悩んでいる方は、条件が厳しすぎる(多すぎる)ということです。
自分にとっての適齢期がいつなのかよく考えて、とにかく早い方がいい、一年でも早く結婚したいという方は、条件を絞って絞って、その条件に合う人に狙いを定めてみてください。
“妥協”というとネガティブに聞こえがちですが、本当に一つ条件を緩めるだけでぐっっと選択肢が広がります。そして、案外結婚には必要のない条件も多いものです。
結婚の適齢期と結婚相手に求める条件の数は比例するものだと心得て、そのバランスを見極めることをおすすめします。




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