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英語以外の外国語を学んで見えたもの

今の仕事は、主に会社の文書を英語にすること。

でも大学時代は、英語以外の言語を専攻していた。

今思えば、それでよかったと思う。

その理由は2つ。

世界を見る視点が増えた

今でこそ、いろいろな理由でアメリカが1番という訳ではなくなってきたけど、高校生くらいまでの私はどこかで、海外=欧米、特にアメリカという意識があったように思う。

小学生の時の先生がアメリカンドリームについて熱く語りワクワクしたこと。

野球選手がどんどんアメリカのメジャーリーグに行くこと。

ファッション誌はいつもアメリカの流行を取り入れていたこと。

当時の外国映画はほとんどハリウッド、テレビで見れた海外ドラマもいつもアメリカのドラマだったこと。

それが、英語以外の言語を学び、現地にも行ってみて、いろいろな国の人と話す事で分かってきたのが、

アメリカも広い世界の一部

ということ。当たり前の事なんだけど、自分の中のアメリカ偏重の既成概念がいい感じで壊れた。

同時に、

英語も世界の言語のうちの一つ、

つまり、英語ネイティブ=すごい、ではない

と分かった。

何カ国語も話せる人からすれば、英語しか話せない人、しかも何故かアメリカ人で他言語を学ぼうとしない人は鼻で笑われる事もあった。

2000年代前半に現地のインターネットや現地ネイティブから受けたアメリカの印象は、
1980年代に生まれ、日本のテレビ、ラジオ、新聞、雑誌で育ってきた私のものとはずいぶん違っていた。

後々、インターネット上の全情報のうち、
英語は25.2%、日本語は2.7%と知り、(https://www.internetworldstats.com/stats7.htm)情報量だけでなくメディア側の操作もあるし、そりゃ受ける情報も偏るよなぁと。

今ではインターネットとスマホで世界中の情報が見れるようになり、機械翻訳のおかげで、
英語以外の知らない言語も翻訳されて、
いろいろな意見、情報が手に入る時代だから、
今の10〜20代で昔の私と同じように思ってる人はいないと思う。

でも、うちの小学生の子供達が、

外国ってアメリカなの?

外国語って英語なの?

と誰かの話を聞いて質問してきたということは、まだどこかでそういう認識があるんだろうなぁ。

女性誌でよく「外国の少年風パーマ」とか書かれているのにも違和感あるし。(あれは正確には「白人金髪の少年風パーマ」)

私としては

日本的=ダサイ、欧米だけ=かっこいい

という意識が薄れるといいなぁと思う。
(畳にこたつにみかん、何なら半纏も好き)

他言語で英語が上達する

大学で英語とは別の言語を1から学ぶと、
その度に、英語と比較して覚えたり、
理解が深まったりした。

記憶が曖昧だけど、
英語で書かれた他言語の教科書をテキストにしてたから、読むだけで頭の体操になった。

そうなると、英語の復習にもなる。

また、英語はいろんな言語の影響を受けた言葉。

そのルーツである言語の基本単語が、ハイレベル英単語と綴りが似ていて、なんとなくのイメージがついて覚えやすい。

個人的には、仕事でも役立った事が。

書き起こしのために聞いた英語スピーチ音声が、
専攻語ネイティブの話したもので、
独特のアクセントや、母国語を単語を混ぜて話したりなどにも対応できた。

最近ふと、もう一度その言語をやり直したいなぁと思ってきた。

そのために何ができるか、考えてみる。

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