高齢化社会と建築とコミュニティ
幸せな老後とはどんなものか。
キレる若者でなく、キレる高齢者が出てきている。建築に携わるだけでも多くのケースがある。
特にリフォーム工事においておきる。
リフォーム工事とは何か不満がありそれを解決したいと思う気持ちから始まる。
不満の原因な何だろうか?
不満の原因にはコミュニティーが大きく起因しているケースもある。
建物周りにブロック塀をまわし、さらにはセキュリティーカメラをつけている住宅なども多くある。
なぜそこまでしないといけないのだろうか。
地域を遮断した先に何があるのか?地域を遮断した先にあるのは『外部への恐れ』である。その状態は原始時代と何も変わらないのではないか?
ここでは『外部の恐れ』と呼んでいるが、都会ではそれは当たり前だ、物騒な人も多い、だから常に警戒していないといけないという考えもある。
しかしなぜ、同じ人類であり戦争もない世の中でここまで『外部に恐れ』を感じて生きているのであろうか。そこには理由があるだろう。そもそも資本主義自体が戦争状態であるのと変わらないのではないか。
その中でリフォームを含む建築は要塞を作るための『武器』として活用されているようにも思える。
『建築』が武器にならないためにできることは何か。まずはコミュニティを意識した計画であること。
『コミュニティを意識した計画』は地域に開放されていき、地域から歓迎される建築になっていく。
それは、個人のものであるものこそがそうあるべきである。