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#35 春がきた。

 腱鞘炎の激痛はおさまってきた。痛み止めの薬💊を飲むほどではなくなり、急な動作に痛みが走らないよう気を付けながら仕事と家事をこなす。ハンドベル仲間にも事情を話し、腕をいたわりながらの合わせ練習。腕の振りが悪くひ弱な私の音色が、全体のバランスを崩しギクシャクしているのがわかるが、まだ無理は禁物だ。

 キーボードの練習も5日ほど放置したままに。どうしよう?せっかく練習したことを指が忘れそうだ💦翌日には全体練習がある😥思い出す程度に軽く指のおさらいをする。
 改めて弾いている自分の右手を観察してみた。黒鍵を多く含む和音を掴む時には、同時に押さえる白鍵の指の位置はけっこう上部(黒鍵のすぐ横の位置)でもいいのだなぁと気付く。何と、当たり前にやっていたはずのこんな事まで忘れるくらい、長年🎹弾くことを疎かにしていたとは。ラクな手の形、脱力する姿勢、椅子の位置や高さなど、基本的なことを無視してただがむしゃらに・・・😖上達の効率が悪くなっていたことを痛感する。
 
 年末から出産療養のため帰省していた実家の姪っ子が、赤ちゃんと一緒に旦那さんの待つ家に戻ったとのこと。新米おばあちゃんになった私の姉は、空っぽになった部屋を眺めながらちょっぴり涙するという。寂しさを紛らせるために、ウチの吹奏楽団が依頼した🎹の練習に打ち込んでもらおう。
 お互いの仕事が休みの日には、合わせ練習をしようと姉と約束した。癒しと励みであった赤ちゃんが帰ってしまい、静まりかえった実家に音楽を響かせよう🎵
『あなた達のユニット名を、たんぽぽシスターズと命名します!』
昨年の春に亡くなった、東京の叔母の言葉を思い出す。ピアノを弾く私たち姉妹に、素敵な名前を付けてくれたのだ。
 新しい春を迎え『たんぽぽシスターズ』は再始動します🍀

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