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テクニック本【第5章】

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技術本の「第5章 —テクニックを学ぶ—」から「おわりに」までのマガジンです。
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2020年6月の記事一覧

おわりに

おわりに



相手へ自分の気持ちを伝えるためには、言葉が必要です。
言葉で伝えるためには、単語を知らなければなりません。その単語が発音できなければなりません。
そして誤解なく伝えるために順序良く言葉を組み立てたり、相手に興味を持ってもらうための抑揚や間(ま)を用いることも必要かもしれません。

音楽ではどうでしょうか。

演奏者は作品や作曲者に対して敬意を払い、そして演奏を聴いてくださる方へ作曲者と自身の想

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5-11.難しいパッセージの練習

5-11.難しいパッセージの練習



いよいよ今回が第5章の最後であり、「技術本」の最後のお話になりました!
最後は「難しいパッセージの練習」について解説します。

原因を見つける
「難しい」「うまく演奏できない」と思っているだけでは当然解決できません。大切なのは「どこが原因なのか」「何が原因なのか」を見つけること。これが解決への第一歩です。

しかし、その前にとても重要なことをお聞きします。その「第一歩」はどこへ向かえば良いので

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5-10.速いパッセージの練習(音階、半音階)

5-10.速いパッセージの練習(音階、半音階)



最も基礎的な練習の一つである半音階や音階は各教則本にも必ず掲載され、そうでなくとも自主的に練習へ組み込んでいる奏者や部活動も多いと思いますが、テンポが速かったり音価の細かい連符などの場合、みなさんはどのように練習をされていますか?ダーーッとワーーーッと一気に感覚で吹いて練習した気になってはいませんか?

少し気が早いですが、次回掲載予定の記事「難しいパッセージの練習」(なんと最終回!)では、い

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