椙田正人

ドイツ・デュッセルドルフ在住。テニスビジネスをメインに、欧州テニス事情を配信しながら日…

椙田正人

ドイツ・デュッセルドルフ在住。テニスビジネスをメインに、欧州テニス事情を配信しながら日本と欧州を繋ぐ活動を行っています。お気軽に欧州テニスアカデミーや大会遠征につきお問い合わせ下さい!

最近の記事

2020年テニスメーカーの動向!

テニスファンにとって楽しみな1つが、新年を迎えた時に人気選手の用具(ラケット・ストリング・ウェア・シューズ等)が変更している事も興味あるニュースだと思います。多くのプロ選手の場合、基本的には12月31日で契約が終了し、年を越して1月1日から(同じメーカーと)そのまま契約更新なのか新規メーカーに変更になるかのどちらかです。ですから、注目選手の用具変更となると毎年1月1日に各メーカーからホットなニュースとして情報発信されて話題になります。2020年はどうですかね!? もちろんメ

    • エリック・バボラ氏が語る現在のバボラブランド!

      欧州を代表するテニスブランドの1つバボラ社(本社フランス)の社長であるエリック・バボラ氏が、同社の今を語ったインタビューがテニスサイトに掲載されていましたのでご紹介します。 バボラ社といえば、1875年にテニスストリングを開発してテニス市場に本格参入。長きに渡りストリング事業に力を入れながら現場で選手からの生の声をもとに開発を進め、1990年代にラケット事業にも参入し多くのグランドスラムチャンピオンが誕生。特に2000年代前半はまさに一世風靡したかのように多くのテニス選手が

      • 盛り上がりをみせてきたドイツテニス事情!

        2020年以降の欧州テニス事情動向を調べていく中で、ドイツもようやく今後に向けて明るい兆しが見えてきている(本腰を入れ始めた)印象を受けます。もちろん欧州においてこれまでの歴史をみてもテニス大国の1つではありますが、近年はクラブ数が減少傾向、A.ズべレフ選手やA.ケルバー選手が世界のトップで活躍していますが将来的に有望視できるジュニアが育っておらず、協会としての統率や育成への情熱に少し疑問を感じていたのも事実です。もちろん、まだすぐに目立ったジュニア選手や上記2選手に次ぐプロ

        • D.フェレール氏(現役時代)とN.クン選手のフォアハンド回り込みからの展開!

          現役時代のダビド・フェレール氏とニコラ・クン選手のトレーニング画像第2弾。今回はバックハンドクロス打ち合いから、打ち込めるボールを回り込みも意識しながらフォアハンドで展開していくラリーの様子です。仕掛けていくフォアハンド含め、ほとんどのショットが下半身からの体重移動によって打ち込まれている事がよく分かります。 大会も落ち着いてトレーニング期間を設けられる時期に、じっくりと取り組んで下半身から意識した力強いショットを打ち続けてほしい効果的なトレーニングメニューの1つです。この

        2020年テニスメーカーの動向!

          感覚で打っているように見えて、実はしっかりと意識しているバックハンド

          日本でもストローク力に魅せられて多くのファンがいる中で惜しまれながら引退したスペインのダビド・フェレール氏と、トップジュニアとして活躍し今はプロの舞台でまずはTOP100を目指すニコラ・クン選手の3年前(2016年)オフシーズン期間に訪問した際のトレーニング動画の一部です。実際にコートの中に入らせてもらって撮影しましたので、身近で分かりやすいと思います。 今回は両選手がストロークでも非常に得意としているバックハンド。見ていてもあまりミスをする感じがしないくらい簡単に打ってい

          感覚で打っているように見えて、実はしっかりと意識しているバックハンド

          深く何も考えずに、「自分のボール音」を定期的に聞いてみる事も重要な時間!

          今回は、2003年生まれでスペインの期待を一身に背負っている男子ジュニア選手の動画です。16歳となる今年から、ジュニア大会と並行しながらプロ大会でもコンスタントにランキングを上昇させています。動画からもわかるように、無理(癖)のない綺麗なフォームからパワーのある、そして厚くボールをとらえてクリーンヒットを連発させています。 何よりも、この動画を通じて今回お伝えしたかったのが「ボール音」。個人的に、良い選手であったり今後期待できそうな選手を見極める際に技術的な部分や試合中の取

          深く何も考えずに、「自分のボール音」を定期的に聞いてみる事も重要な時間!

          強くなっていく欧州ジュニア選手達が行う共通点、学校登校前の朝練!

          夏シーズンともなると、14歳以下カテゴリーなどは毎週のようにグレードの高いテニスヨーロッパ大会がヨーロッパ各地で開催され、そして毎週のように同じ選手達と各会場で顔を合わせるたびに、「君たちちゃんと(年間通じて)学校行ってるの?」と思ったりしますが、もちろん地元クラブから強くなる選手達中心に普段はちゃんと学校へ行っています。テニスアカデミーに長期滞在している選手達は、アカデミー内にあるスクールに通いながらトレーニングに励んでいます。 ヨーロッパの気候の特徴として、スペインや南

          強くなっていく欧州ジュニア選手達が行う共通点、学校登校前の朝練!

          2021年にドイツであのレジェンドの巨大アカデミー完成予定です!

          今月初旬からドイツで徐々に大きなニュースになり始めていましたが、2021年早々の完成を目標にボリス・ベッカー氏が投資家と共に「ボリス・ベッカーインターナショナルテニスアカデミー」を設立する事が決まり、すでに壮大なプロジェクトが動き出しています(公式記者会見も終了)。場所はフランクフルト郊外にあるホッホハイム(Hochheim)という街で、計画では合計39面のテニスコート(18面のアウトドアと21面のインドアコート)が作られる予定となっており、ヨーロッパではスペイン・マヨル

          2021年にドイツであのレジェンドの巨大アカデミー完成予定です!

          12歳以下テニスヨーロッパ/フランス大会(グレード1)!

          今回は、10月末に西フランスで開催された12歳以下テニスヨーロッパ大会につきレポートしていきます。この大会へは、日本から2007年生まれ(今年12歳)の男子選手・内田真翔君(愛知県)が予選に入る事ができましたので、ドイツ到着後すぐのハードスケジュールでしたが滅多とない貴重な体験になると信じて現地会場まで直接足を運んで引率し 挑戦しました。 この大会は、1年で数ある開催される12歳以下テニスヨーロッパ大会の中でも極めてレベルの高い各国ナショナルレベルの選手達が集結する歴史ある

          12歳以下テニスヨーロッパ/フランス大会(グレード1)!