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「殻」を脱いでいるだろうか? #028

 先日、セミナーに参加した。講師が本題に入る前に、坂村真民さんの詩、「殻」を紹介し、参加者に促した。慣れ親しんだ、勝手知ったる場所から、新しい世界へ出ようといざなう。私たちのありたい姿、ゴールに向けて。

「殻」

殻を脱ぐ
それはかにもやる
とんぼやせみもやる
人間もこれをやらねばならぬ
木は年輪を持つ
竹は節を持つ
人間もこれを持たねばならぬ
うどの大木では
かにやとんぼや木や竹に笑われる
生まれたままでは
万物の霊長とは言われぬ
殻を脱ごう
年輪や節を持とう
新しい自分を作るため
新しい世界を聞くため

(坂村真民作 「一日一詩366」より)

 その晩、家に帰って「坂村真民さん、どんな方なんだろうか?」 調べた。新しい人の出会い。そして、他の詩も読みたくなってAmazonでポチり。
 一日を振り返りながら、毎日ではないが、一作ずつ寝る前に読んでいる。さて、今日はどんな詩かな。


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