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「これからも続けていく習慣は? 逆にやめる習慣は?」 #023

「小さな習慣が大きな変化をもたらす理由 ー もし毎日1%良くなったら、一年後には37倍良くなるだろう。もし毎日1%悪くなったら、1年後にはゼロ近くなってしまう。小さな勝利もささやかな敗北も、積み重なればはるかに大きなものになる。」(「Atomic Habits」James Clear)

 今朝一番に目が止まったのが、ジェームズ・クリア氏からのメール。
「Atomic Habits has sold over 10 million copies worldwide.」
(アトミックハビッツは、全世界で1000万部を突破しました。)
なんと1000万部も販売したとは!それだけ、現代人にとって、習慣は大切なものだということの表れだ。

 Atomic Habits、邦題「複利で伸びる1つの習慣」。「高校二年生の最後の日、わたしは顔に野球バットの直撃を受けた。クラスメートがフルスイングした時、バットが滑って手から離れ、わたしのほうへ飛んできてまともに目に当たった。」衝撃的な一文からはじまる。

 ヘリコプターで病院へ運ばれ、昏睡状態に置かれてから6年後。大学のトップアスリートに選出され、全米で33人しか選ばれない、ESPNアカデミック全米チームに指名される。この著者自身の実体験:「原子レベルの小さな習慣の積み重ね」の威力を説く。

 2年前に書いた自分の読書メモ。改めて、読み直してみた。今日の私の心に刺さった言葉をピックしてみた。

何をやっても無駄に思えるとき、私は石工がハンマーで岩を叩き割るのを見に行く。おそらく100回たたいても、岩にはひび一つ見られない。ところが101回目に叩いたとき、岩は二つに割れる。岩を割ったのは最後の一打ちではないーそれまでのすべての殴打である。

習慣を変えるものにもっとも効果的な方法は、達成したいものではなく、なりたい人に意識を向けることだ。

習慣はIdentityを変える道だといえる。あなたの人となりを変えるもっとも効果的な方法は、行動を変えることである。
• 一ページ書くたびに、あなたは作家になる。
• バイオリンの練習をするたびに、あなたは音楽家になる。
• トレーニングを始めるたびに、あなたはアスリートになる。
• 従業員を励ますたびに、あなたはリーダーになる。

Identityは習慣から生まれる。あらゆる行動が、なりたいタイプの人へ一票を投じることになる。

良い習慣形成とは、いわゆる仕事術をやみくもに取り入れることではない。毎晩歯をフロスで掃除することでも、毎朝冷たいシャワーを浴びることでも、毎日同じ服を着ることでもない。もっと稼いだり、体重を減らしたり、ストレスを軽減したりというような、目に見える成功を達成することでもない。習慣はこれらを達成するのに役立つが、本来は、何かを手に入れるためにするのではない。習慣は誰かになるためにするものだ。

 久しぶりに読み返してみて、大谷翔平選手のマンダラートも「なりたい人物」が中心だと改めて気がついた。

「自分はどんな人物になりたいのだろうか?」

 今年の目標を立てる正月に、改めて、習慣の棚卸しもしてみよう。そして、このJames Clear氏のメールにある無料コース、30 Days to Better Habits にもチャレンジしてみよう。


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