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前科がつくということ。まだ犯罪を起こす前に必ず読んでほしい。


こんばんは。西高童貞です。

この1ヶ月で自分の前科のせいで本当に色々なことがあってそれを皆さんに知ってほしい想いで夜中に書いています。

これを読んでほしい人
犯罪を犯そうか迷ってる人
犯罪をしたけど、まだ捕まってない人
こんな人には特に読んでほしいです。まだこちら側に来る前に。

この1ヶ月で何があったのか。結論から言うと、前科が原因で家を借りれませんでした。

まぁこれは人によって違うらしいですが、僕の場合は捕まった時のマスメディアの報道がかなり厳しくてネット上に記事は勿論残っていますし、少し僕の名前で検索するだけで事件のことから何から何まで出てきます。

今回は保証会社の判断で僕の名前では借りれないということになりました。

僕の名前で賃貸を借りれない。日本はおかしい。もっと刑務所を出所してきた人間を支援しろという話ではなく、こういう事もあるから前科なんてない方がいいという事実です。

たかだか数百万?数千万?数億?で犯罪なんかしない方がいいという事を犯罪と関わってる人、関わろうとしてる世の中のごく一部の人に届けたいのです。

まぁここまで生きづらいと少しくらいは支援してくれてもいいのではと思ったりもしますが…

僕はたかだか数千万程度のお金で約2年半、警察署での留置期間も合わせると約3年刑務所に入っていました。

犯罪をしてた時も捕まってからも刑務所に入ってすぐの時も割りにあった犯罪をしたと思ってました。

単純計算で3年の懲役生活を送ったということは、1年を1〜2000万円の汚いお金と交換できた訳ですから。
刑務所の中でも入った当初は次はどんな犯罪をしようかとそんな事ばかりを考えることに勤しんでいました。

たかだか数千万と等価交換で僕が失ったものは
「全て」です。

何を大袈裟な事をと思う人もいるかと思います。

でもこれは事実で本当に僕は人生の全てを失いました。

殆ど毎日の楽しく笑って過ごしていた友人達とは一切連絡を取っていません。
連絡が取れる人は、犯罪と関わっていた時の知り合いくらいです。それは向こうが僕を僕が向こうを利用しようとしてるからです。
本当に心から心配してくれている人は居ないですし、周りにいる人は友人でもなんでもないただの利害関係の一致です。

2年程付き合っていた僕の心の内から好きだった彼女とも別れないといけませんでした。
彼女は僕のことを更生できると信じてくれていたようですが、彼女の家族がニュースで僕が捕まったことを知ってもう縁を切りなさいという話になりました。

親戚付き合いもなくなりました。顔を合わせづらかったり、向こうが僕と金輪際会いたくないと言っていたり。

会社も自分の名前で経営できません。法人を立ち上げることはできますが、僕みたいな状態だと銀行からの融資もまず間違いなく下りないでしょう。
仮に融資が下りるとなっても一体何年後?何十年後になることやら。

ある一部の金融機関では銀行口座すら作れませんでした。

そして今回の賃貸の契約すらできなかったことです。

僕の人生の全てを失ったと言っても過言ではないでしょう。しかし、全ては自己責任論です。

何が悪いのか?世の中が悪いのか?世間が悪いのか?

違いますよ。全ては自分の責任です。

少年じゃあるまいし、家庭環境が悪かろうが、生活に困窮してようが、どんな理由があろうと犯罪を犯した自分が悪いのです。


先程も書きましたが、僕の名前で賃貸の契約はできなかったので、本当は連絡を取りたくなかったのですが姉に連絡を取って頭を下げて賃貸を代わりに借りてもらえないかとお願いしました。

なんとか信用してもらって僕の姉の名義で賃貸の契約をして、僕の唯一連絡を取っている友人には保証人になってもらいました。

そして契約書も届き姉に署名と捺印をしてもらい、友人の保証人にも実印の捺印と印鑑証明書を不動産屋に提出する為、預かることになっていました。

今日、友人と会って捺印と印鑑証明書を貰う予定だったのですが、直前になって電話があり
「本当に申し訳ないけど、今回保証人になる話を無かったことにしてほしい」
と、連絡がありました。

詳しく話を聞いているとその友人のお母さんが「あの子(僕)の保証人になるのは辞めといてほしい」と言っているとの事でした。

こうやってやっと全てが上手くいきそうな時に、前科という悪魔が僕の人生の邪魔をするんですよ。

その友人のお母さんのことも僕が子どもの時から知っていますし、そのお母さんの気持ちも分かります。
普通に考えて誰が前科がある人間の保証人になんかなるのか。それは僕が1番よく分かってます。

でも、その上で友人は保証人になってもいいと言ってくれて本当に嬉しかったです。

だからお母さんが悪いとか友人が悪いとかではなく全て僕の責任なんですよ。

この生きづらい世の中を責めたい気持ちは少しありますが、1人を除いで誰も悪くないのです。
その1人は勿論自分自身で、それ以上でもそれ以下でもないのです。

僕が刑務所で誓ったことが2つあります。

1つは勿論もう犯罪を犯さないこと。

2つ目は周りの人間に迷惑を掛けない事。

この2つ目の「周りの人間に迷惑を掛けない事」を守る為には矢張り他の人と連絡を取るべきではないなと思いました。

保証人を頼んだ友人は僕と連絡を取っている事がお母さんにバレて友人の周りの人間にもバレて何らかの形で迷惑が掛かっていますから。

前科のあるやつと関わるよりも関わらない方がいいのは当たり前じゃないですか。

前科がある人間とない人間とでは住む世界が全く違うのかも知れません。

だから刑務所から出所しても、生きづらい世界から逃げて逃げて自分が元いた世界に戻って再び犯罪に精を出す日々を送るのです。

僕は累犯刑務所で、目の前の苦痛から逃げてきた人ばかり見てきました。

兄貴分から手紙が来たやら舎弟から本が届いたやらそれって本当に貴方のことを心配して送ってきてるのか?と僕はその人達を見てて毎日思ってました。

それは心配しているのではなくて、義理を売って利用したいだけなんですよ。
犯罪者はどこまでいっても自分の事しか考えていない。超が付くほどの利己主義者です。

そんな人達を見てて僕はもう2度とこんな厭な臭いのする四方八方をコンクリートに囲まれた場所に来ては行けないなと心に誓いました。

今回の友人の保証人の件で、この唯一連絡を取っていた友人とも距離を置こうかと思ってます。

その友人は本当に僕のことを心配していて、仕事の事も気に掛けてくれていて、気持ちは凄く嬉しいです。

でも、気持ちが嬉しくて本当の友人だからこそ迷惑が掛からないように距離を置くんです。

これは別に1人になるという事ではないです。距離を置いてようが、連絡を取っていなかろうが、友人にあることには変わりないですから。

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