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読んだ本の感想

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私が読んだ本の感想をまとめています。 選書の参考にどうぞ。
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#読書感想文

樺沢 紫苑 著『集中力がすべてを解決する』を読んで

異業種から転職してはや3ヶ月。 私は自分の頭に異変を感じていました。 これまで私は自分の技術力を武器に 機械や電気機器の修理や保全 の仕事をしていました。 最近は心理学やコミュニケーションの分野に 興味を持ち、学んでいくうちに お客さまと直接コミュニケーションができる 営業職に興味を持ち始めました。 11月に技術営業として今の会社に入社し 3ヶ月が経とうとしていました。 時が経つにつれ少しずつ、 上司から任される仕事も増えてきたのです。 すると、ある日 「来週お客さ

読書の力で人生は劇的に変わる!『読書脳』(樺沢紫苑著)読書感想文

「読書をしても他人に内容を説明できなければ 読んでいないのと同じである」 ーこの言葉に触れたとき、まるで全身に稲妻が走るかの衝撃を覚えました。 上の一文は3年前樺沢紫苑先生の『読んだら忘れない読書術』の重要な部分です。そして先日、新版が『読書脳』という名で再登場。改めて、人生を豊かにする「読書の力」を感じています。 人は誰しも「欲望」で動いています。 「頭のいい人に見られたい」 「自分のための時間が欲しい」 「優秀で仕事がデキる人になりたい」 「健康で長生きしたい、ス

『悪い姿勢は天井を見つめて治しなさい』(中村弘志 著)読書感想

私は、幼いころから”超”がつくほどのねこ背です。 姿勢をよくするために、筋トレをしてみたり、YouTubeで 「肩甲骨はがし」の動画を観て実践してみたり 近所の整体に通ってみたり。 整体も施術直後は調子が良いのですが、数日すると元通り。 自分で実践してみても、他人の力を借りても 変えることができない「強敵」に対して半ばあきらめ状態でした。 今回、姿勢に関して新たな”視点”で出版された本に出会い 画期的で取り組みやすい内容ばかりあだったので、その本を ご紹介します。 ■『悪い

【読書アウトプット】『65歳から体と頭を強くするおいしい食べ方』(菊池真由子著)

「食」は健康をつくるためにとっても大事な要素。 ダイエットだっていくら運動を頑張っても、食生活が悪いと成功できない。 健康に対しても食生活を改善する方がラクに健康維持できますよね。 食やダイエットの情報は巷に溢れかえっていますが、本当に何を信じていいかわからないくらいその情報たるや、まさに玉石混淆です。 「健康のために、何を食べたらいいのかわからない!」 「ついつい、食生活が偏ってしまう」 「無理なく、健康を維持したい」 そんな人のためのおすすめの一冊を紹介します。 菊

これからの働き方と家族との関わり方『精神科医がすすめる これからの生き方図鑑』樺沢紫苑著/読書感想

私たち夫婦は今年の8月で結婚して9年目を迎えます。 先日、妻から「家族で過ごす時間をもっと作ってほしい。子どもたちも寂しがっているよ」とズシリと重い一言を言われてしまいました。 最近は特に休日ひとりで出かけることも多く、妻や子どもたちと一緒に過ごす時間が不足していたのです。 妻にその言葉を掛けられたのと、ほぼ同じ時期に樺沢紫苑先生の新刊 『精神科医がすすめる これからの生き方図鑑』を読み始めました。 本書では、リモートワーク時のギクシャクを解消する方法のひとつに 『自ら

才能探しの旅にでませんか?

あなたの"才能"は何ですか? このような質問を受けて、あなたはどう答えますか? 「ピアノの才能がある」「走るのが速い」「絵を描くのが上手い」「字が綺麗」「PCのタイピングが速い」「人を笑わせるのが得意」 他にもさまざまな答えが返ってきそうですね。 一方で「私なんて他人と比べて優れている才能なんてない」と答える人も一定数いるのではないでしょうか? 先日発売された八木仁平さんの『世界一やさしい「才能」の見つけ方』を読んで「才能」に対する考え方が180度変わったので、シェ

『具体と抽象 世界が変わって見える知性のしくみ』知性を理解するための新たな視点

細谷 功氏の『具体と抽象 世界が変わって見える知性のしくみ』は、知性や認識の関係性を新たな視点から考えられるようになる興味深い一冊です。 当書を読むことで、私たちは具体的な思考と抽象的な思考が、どのように相互作用し、人間の知性や認識に影響を与えるかを理解することができます。 著者は、具体的な思考がコミュニケーションや仕事における明確な指示に役立つ一方で、抽象的な思考が新しいアイデアや創造的な変化を促す力を持つことを示しています。 我々が日々の生活の中で直面するさまざまな

【最優秀賞受賞】病気に対する心構えと治し方(「病気を治す感情コントロール術」樺沢紫苑 著 あさ出版)感想文

こんにちは、とぅるーたです。 お読みいただき、ありがとうございます。 今回は以前書いていたブログからの転載記事です。 私の病気の経験と、治し方について書きました。 現在病気で苦しんでいる方、病気を受け入れられない方に是非読んでいただきたい内容です。 2017年の夏、私は健康診断の時に追加で糖尿病の検査を受けました。検査の結果は「要精密検査」。 その後、数ヶ月して専門医の診断を受け、正式に糖尿病と診断されました。 当時を振り返ると、睡眠不足のうえ、暴飲暴食を繰り返しており

【優秀賞受賞】『精神科医が見つけた3つの幸福』(飛鳥新書)樺沢紫苑 著 読書感想文

こんにちは。 年間36万文字を書く会社員 とぅるーたです。 お読みいただき、ありがとうございます。 今回はブログからの転載記事です。 2021年4月にこの感想文を書き、6月に優秀賞を受賞しました。 この感想文を読むことで「読書感想文の書き方」の学びになると思います。 長文となりますが、読んでいただけると嬉しいです。 --------------------------------------------------------------- 当書は、幸せになる方法

【読書感想】『3か月で自然に痩せていく仕組み』(野上 浩一郎 著 ダイヤモンド社)

まず、先に結論を申し上げます。 当書は、史上最も 「優しい、そして易しい、ダイエット本である」 ということ。 著者である野上浩一郎さんは、神奈川県で整骨院を経営しながらダイエット指導をしている治療家・ダイエットコーチです。 これまでに、のべ3万人の施術、600人のダイエット指導をされており、ダイエットプログラムの成果は、平均マイナス5キロ、100%の方が結果を出しています。(3キロ以上の減量に成功した人に限っては96.6%) しかも、リバウンドなし! このような素晴

【書評】『ファンが増える!文章術』

昨年12月25日、子どもたちだけでなく、私のもとにもサンタさんがやってきてくれました。 サンタさんがくれたプレゼントは『ファンが増える!文章術 「らしさ」を発信して人生を動かす』という山口拓郎さんの本です。 当書での最大の気づきは、「らしさ」の発信は誰でもできる、「らしさ」発信をすることにより、人生をより豊かなものにできるということです。 当書を読んで、自分の「らしさ」にとことん向き合ってみました。 そこで得られた答えと、今後やっていきたいことについてお伝えします。

「ワークライフバランス」のカギはフィンランドにあり~『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(堀内都喜子 著)~

幸福度4連続世界1位の国、フィンランド。この国は仕事も家族も自分の時間も大切にする国である。 日本との共通点も多く、「独自の言語」「敗戦国」「復興五輪の開催」「経済の低迷」などもあった。 一人当たりのGDPは世界16位、インフラや教育が高く評価され、ヨーロッパのシリコンバレーと呼ばれるほど各企業の科学的進歩が目ざましく、良い国ランキングでも1位を取得している。 そんなフィンランドも100年前まではスウェーデンとロシアに支配され、ヨーロッパの中でもかなり貧しい国であったとい

歴史を変える「ビジネスコミック」に出会った!

私は、2018年に樺沢先生の著書『学びを結果に変える アウトプット大全』を購入し、読了しました。 本の内容はそれまで読んできたどの本よりも理解しやすく、TODOに特化した内容でした。しかし、当時の私にはどれもハードルが高く、どれからどのように実践していったらいいのか、わかりませんでした。 シリーズ累計90万部を突破した『アウトプット大全』ですが、本の内容を理解して、きちんとアウトプットしている人は1%いや、0.1%にも満たないでしょう。 逆を言うと、本を読んでもアウトプッ

『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』読書感想文

友人に「仕事と家庭と遊びのバランスが絶妙だね」って言われます。 確かに言われる通り、家族との関わりを大切にしながら、遊びも仕事もうまく両立できていると自負があります。 しかし、約10年前、独身の頃の私は違いました。 平日は夜中2時までゲームをやっていて、睡眠時間は約5時間程度。 スキマ時間ができてはスマホを開いてスマホのゲーム。 週末は朝まで飲むこともしばしばあり、休日はギャンブルをしたり、徹夜で麻雀をしたり。今とは真逆の生活を送っていました。 樺沢紫苑先生の新刊『精神科