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読んだ本の感想

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私が読んだ本の感想をまとめています。 選書の参考にどうぞ。
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#スキしてみて

『悪い姿勢は天井を見つめて治しなさい』(中村弘志 著)読書感想

私は、幼いころから”超”がつくほどのねこ背です。 姿勢をよくするために、筋トレをしてみたり、YouTubeで 「肩甲骨はがし」の動画を観て実践してみたり 近所の整体に通ってみたり。 整体も施術直後は調子が良いのですが、数日すると元通り。 自分で実践してみても、他人の力を借りても 変えることができない「強敵」に対して半ばあきらめ状態でした。 今回、姿勢に関して新たな”視点”で出版された本に出会い 画期的で取り組みやすい内容ばかりあだったので、その本を ご紹介します。 ■『悪い

【優秀賞受賞】『精神科医が見つけた3つの幸福』(飛鳥新書)樺沢紫苑 著 読書感想文

こんにちは。 年間36万文字を書く会社員 とぅるーたです。 お読みいただき、ありがとうございます。 今回はブログからの転載記事です。 2021年4月にこの感想文を書き、6月に優秀賞を受賞しました。 この感想文を読むことで「読書感想文の書き方」の学びになると思います。 長文となりますが、読んでいただけると嬉しいです。 --------------------------------------------------------------- 当書は、幸せになる方法

【読書感想】『3か月で自然に痩せていく仕組み』(野上 浩一郎 著 ダイヤモンド社)

まず、先に結論を申し上げます。 当書は、史上最も 「優しい、そして易しい、ダイエット本である」 ということ。 著者である野上浩一郎さんは、神奈川県で整骨院を経営しながらダイエット指導をしている治療家・ダイエットコーチです。 これまでに、のべ3万人の施術、600人のダイエット指導をされており、ダイエットプログラムの成果は、平均マイナス5キロ、100%の方が結果を出しています。(3キロ以上の減量に成功した人に限っては96.6%) しかも、リバウンドなし! このような素晴

「ワークライフバランス」のカギはフィンランドにあり~『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(堀内都喜子 著)~

幸福度4連続世界1位の国、フィンランド。この国は仕事も家族も自分の時間も大切にする国である。 日本との共通点も多く、「独自の言語」「敗戦国」「復興五輪の開催」「経済の低迷」などもあった。 一人当たりのGDPは世界16位、インフラや教育が高く評価され、ヨーロッパのシリコンバレーと呼ばれるほど各企業の科学的進歩が目ざましく、良い国ランキングでも1位を取得している。 そんなフィンランドも100年前まではスウェーデンとロシアに支配され、ヨーロッパの中でもかなり貧しい国であったとい

「お客様は神様ではない」

ビジネスをしていくうえで、商品やサービスを提供する側(サプライヤー)と商品やサービスを受け、金銭を支払う側(クライアント)の関係があり、なぜか日本では金銭を支払うクライアントのほうが立場が上になる風潮があります。 日本の「おもてなし」の文化は素晴らしいと思うのですが、「おもてなし」をしすぎることにより、横柄なクライアントが生まれてしまっているのも事実です。 しかも、日本のサービスはほとんど無料!チップの文化もないのです。 日本の素晴らしいサービスにチップを払おうとした旅行

『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』読書感想文

友人に「仕事と家庭と遊びのバランスが絶妙だね」って言われます。 確かに言われる通り、家族との関わりを大切にしながら、遊びも仕事もうまく両立できていると自負があります。 しかし、約10年前、独身の頃の私は違いました。 平日は夜中2時までゲームをやっていて、睡眠時間は約5時間程度。 スキマ時間ができてはスマホを開いてスマホのゲーム。 週末は朝まで飲むこともしばしばあり、休日はギャンブルをしたり、徹夜で麻雀をしたり。今とは真逆の生活を送っていました。 樺沢紫苑先生の新刊『精神科

『気づかいの壁』読書感想

「自分がされて嫌なことは、他人にしてはいけません」 幼い頃、誰もが親から言われた言葉なのではないでしょうか? かくいう私も、2人の子どもの父なので、何度かこのセリフを言ったことがあります。 この言葉は 「他人に迷惑をかけない」 という目的に対しては有効な言葉ですが 「気づかいのできる人」 になるためには、逆効果かもしれません。 川原礼子さんの『気づかいの壁 「気がつくだけの人」を「気が利く人」に変えるたった1つの考え方』(ダイヤモンド社)を読んで、これから自分の子ども