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企業間取引のデジタル化

いま、多摩地域の某商工会、某商業組合へ、企業間取引のデジタル化についての勉強会の企画書を書いている
これはデジタルインボイスを中心としたものなのだが、その過程で
デジタル化の本当の目的はなにか?
何のためにデジタル化をする必要があるのか?ということを深堀している

まず初めに、デジタル化の定義をする必要がある

経済産業省のDXレポートによれば、
○デジタイゼーション:アナログ物理データのデジタルデータ化
○デジタライゼーション:個別業務、製造プロセスのデジタル化
○デジタルトランスフォーメーション:業務プロセスのデジタル化によって、”顧客基点の価値創出”のための事業やビジネスモデルの変革
とある、これだけだとよくわからない話なのだが、
わかりやすく事例を挙げると

注文書をEXCELやWORDで作り、紙に印刷し、FAXで送る、受注した企業は、FAX受信した注文書から、仕入管理や販売管理ソフトに<入力>する。
データ、紙、紙、<手入力>、データ化しているフローなのである
FAXがメールという手段に変わったとしても、帳票のデータ化ということで、受注企業は、結局再入力する作業は同じ
手間は何ら変わらない・・・

発注企業は、受注企業の都合などはあまり気にしないので、いつまでもそのまま、それでも手書きが減ったこと、メールという電子的手段を使っていること、もしくは会計クラウドと表されるアプリから直接受注企業へ送るレベルまで変わってきたことは評価に値する
がそれらは、アナログのデータ化であってデジタル化ではないと定義したい
そうこれは、デジタイゼーションのレベルで、中小企業でITって嫌いという方の最初の一歩はこれからってことで、これをDXというのは、ITツールを売りたいベンダーさんたちの常套句なので、気を付けてほしい。

話は逸れたが、ではデジタル化の定義とは、デジタライゼーションから初めてみましょう、企業間取引において、すべてのプロセスを簡素化し、合理化すること、発注データをそのまま受領し、受注プロセスを経て納品、検品後決済し、支払いまで、という本筋は、極力シンプルにデータで企業間のやりとりを行うこと。
ファーストガンダムに登場する、コアファイターという戦闘機をご存じだろうか、もちろん最新作「ククルス・ドアンの島」にも登場します。
コアファイターは、ガンダムのコックピット本体であり、ガンタンク(ミサイルランチャー)、ガンキヤノン(モビルスーツ、両肩にキヤノン砲ついている奴)、ガンダム(モビルスーツ、言わずと知れた白い悪魔)と換装できるコアブロックである。
外装を変えるだけで、タンクにもモビルスーツにも変えることができる!
また話が逸れた・・・
そう、コアブロックさえやり取りすれば、発注、受注、物流などほぼすべての業務が簡素化され合理化できる仕組みをこれをデジタル化と定義したいと思う。

中小企業だからこそ、
デジタリゼーションから始めてみてはと想い、
勉強会のシナリオを描いている。

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