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自殺行為をしてから1週間経った心境

当時のアレコレは以下の記事を参照。

現状

それから1週間が経過した。
先に現状を書くが、体力以外はかなり回復してきている。

特に何をしていたか記憶に無いほど、8割は寝て過ごしていた。

入院して点滴を打ちながら安静にする、というのは心身の回復にかなり有効である。
半年前に鬱が重くなった時は自宅療養だったが、まともに会話が出来るようになるまで1週間以上かかった。
今回は2日間だけの入院でも、退院時にはポツポツと話せるようになっていた。
今では声量は少し小さいものの、会話も出来るし、TVを観ながらガハハと笑っている。

精神状態

とはいえ、当然かもしれないが心はスッキリ元気とは言えない。

今回家族や周りの人に迷惑を掛けたり、想像以上に悲しませてしまった為、それが再発のストッパーにはなっている。
しかし脳には希死念慮がこびりついており、正直に言うと行為自体を悪い事だと思えない。

今は「生きていることが家族のメンタルケア」と信じて、思考を制限してモヤをかけているが、正直まだ生きることへの辛さや不安は全然ある。

心身が疲弊した時、勢いでまた行為に及んでしまうのではないか。
自分でも自分が分からなくて、信用出来ないので、独りになるのが不安である。

私が自傷や自殺をしてしまわないように、誰かにずっと監視されていたい。
そんな不安があるので、今はまだ1人で外出することを自分で制限している。

また、感情の波が心の負担となる事に気がついた。
特に、嬉しくてテンションが上がると心が疲れる。
なのでなるべく心の波を平坦にするよう、これまで楽しんでいた推し活などからも自然と目線を逸らしている。

体の状態

体の方は、冒頭で書いた通り、体力以外はまずまず回復してきている。

疲れや眠気を感じるとすぐに寝るので、体力と筋力がかなり減っているのを感じる。
そうすると疲れを感じやすくなって、負のループである。
しかし筋トレや運動をする気力は湧いてこず、とりあえず寝ている。
寝てばかりいるから背筋が無くなっているのか、背筋を伸ばすと疲れやすく、すぐに背中が丸くなってしまう。

食事は恐らくなんでも食べられるが、動いていないのであまりお腹が空かないのと、食事量も減った。
入院前から2~3kgは体重が減った。

規則正しく寝て起きて、食事して、散歩や運動をして…という理想の生活は理解しているが、「今はまだ無理しなくていいか」と自分を甘やかしている。

思ったこと

今回の件があってから、初めて他人の鬱レポを読んだ。
人間の数だけ考えが違うのと同じで、鬱の症状や考えていることも本当に千差満別なんだと思った。
例えば私は自傷行為はしないが自殺行為はした。
逆に自傷行為は激しいが自殺行為はしない人もいる。
私は死にたくて堪らない時、誰にも助けを求めないが、助けを求めて入院する人もいる。

原因や不安に感じている事も千差満別で、マニュアル通りにはいかない病気だろう。

資料や経験談は頭の隅に置いておいて、目の前のその人の気持ちを聞いて、守ってあげることが、その人の救いになるのかもしれない。

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