音楽はいつもあるくように
音楽を聴くのは好きだ。車の中だけでしか音楽を聞かなくなる人が増える中、私は部屋で音楽を聴いている。
コンポはなくて、Bluetoothスピーカーに携帯端末から音楽を飛ばして聴く。いい機械でしかわからない音楽なんて興味はないし、最近のやつは音も悪くないからうきうきして聴く。
歳月を重ねると、保守的になり、新しい音楽をなかなか聴かなくなるらしいのだが、私はいまだに知らない素敵な音楽が存在していることにどきどきわくわくするし、できれば最後の日にまで音楽を聴き続けていられたら良いなと願っている。
根本に、これは一生聴くだろうと思えるバンドがいるから、どれだけ振り幅のある音楽を聴いても平気なのだ。ベースがあるから、色々な音楽を聴いても最後にはそこに帰るという場所がある。
音を楽しむのが音楽だから、変に頭を縛ってしまわずに好きな音楽を聴いていたいのだ。そうすることによって広がっていく世界もあるし、不思議とひとつのジャンルを聴いているつもりでも、不思議で素敵なリンクが起きていくからね。
1日の終わりに、世界が沈んでいく中で、音楽をいつも聴きたくなるのは、自分の魂をそっとケースにしまうような行為なのかもしれない。メガネケースにメガネを戻すような。
私の頭の中に音楽は鳴らないかもしれないけれど、耳から魂のホールへと音はなる。音を楽しんでいるのだ。起きてから眠るまで。
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