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トローチ
2023年12月9日 19:27
「結婚しようか、ただし僕の髪が肩まで伸びて、君と一緒になったら」 某有名増毛メーカーのチラシを持ちながら、僕は彼女にプロポーズした。 父方母方の両方の禿的遺伝子と、普段のストレスで、すっかり薄くなってしまったオデコを撫でながら、彼女は、目を糸のように細くして笑いながら言った。 「それじゃあ、何年も待つことになっちゃうよー。私が、あなたの髪の代わりになってあげるから、一緒に生きていこう」