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教育の目的

今朝の読売新聞に教員採用試験の前倒しの記事が掲載されていました。

この計画では,一次試験が5月,2次試験が6月,合格発表が7月になるそうです。一般企業に人材をとられる前に教員にとってしまえという考えです。

しかし,この計画がうまくいくとは限りません。

根本的な部分が改善されない限りは,希望者が増えることは期待できません。

長時間労働,次から次へとトップダウンで来る新しい施策,新しいものに対応するための研修会,部活動,生徒の変容,保護者の変容,学力向上をうたい文句にした型にはまった授業など,どこを探しても教員希望が増える要因は見つかりません。

今こそ,教育基本法の第1条(教育の目的)をしっかりと見つめ直すべきなのです。

第1条(教育の目的) 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。