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古い本から学ぶ

雨の休日。

外出せずに書斎の整理を行いました。

整理の途中で,昔読んだ本をペラペラとめくってみるといくつかの文章に目が留まりました。その2つを紹介します。

勉強するということは本能ではない。勉強することは外部を受け入れることであり,外部の秩序に自分を合わせて構成することである。つまり,自分を変えることである。言葉を身につけて,言葉によって構成された「知」的世界に入っていくことである。そして,人(子ども)はその意味や価値がわかってから勉強するのではない。勉強して「知」を身につけなければ,勉強の必要性はわからないからだ。子ども(生徒)は「知」の必要性がわかるまえに,「知」に向かっていなければならない宿命にある。

「間違いだらけの教育論」(諏訪哲二 光文社新書 2009年)

校則に左右される程度の個性とやらを後生大事にしてるようでは,彼らはこの先,永遠に個性的な生き方はできんだろう…私は心底こう思ったのであった。

「父親のしつけ 7つの実践」(辻創 思想社 1998年)

どちらも古い本ですが,今の教育,これからの教育に大切なことを言っているように思えます。