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孤独がなくなる未来

先日、日本橋方面に出かけたついでに、たまたま入ったカフェで真新しい体験をしました。
ポッドキャストでレポートしたら反響いただいたので、noteでもシェアさせていただきます。

そのカフェとは、
「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」 または
「Avatar Robot Cafe DAWN ver.β」(英語名)

ウェブを見ていただくとわかるのですが、受付や食事を運ぶのを、宇宙人のような形をしたロボットが対応してくれます。
そして、おしゃべりの相手もしてくれます。

でも、このロボットはAIではありません。

このロボットは、アバター(分身)。
「OriHime(オリヒメ)」といいます。
それぞれのロボットには、さまざまな理由で外出することが困難な方々が「パイロット」として、遠隔操作してサービスを提供しています。

ふらっと入った居心地良さそうなカフェの店内入り口にロボットがいる。
そのロボットから人間の声がする。
普通に会話が成立する。
この驚きは、ちょっと文字だけでは伝わりきらないかもしれません。

私はバーカウンターに座り、「ぱるる」さんという人とおしゃべりしました。
ぱるるさんは、地方に住む、両側線条体壊死症という病気を持つパイロットさん。
車椅子の生活だそうです。

私はロボットの姿をしたぱるるさんに話しかけ、ぱるるさんはロボットに内蔵されたカメラから私を見ています。
時間を忘れて一緒に楽しくお話ししました。

普通であれば外出できない状態。
それは、いつかは老衰する私たち全員にやってくる未来でもあります。

外出できなくても、重い病気を患っていたとしても、人と繋がることを諦める必要はない。
すごい景色を見た気がしました。

そして、店内のほとんどのお客さんは外国の方。
パイロットの方々は、英語でも接客しています。

店内にはもちろん、いわゆる健常者の方もスタッフとして働いています。
いろんな意味でボーダーレスを感じる体験でした。

開発者のオリィ研究所 所長 吉藤オリィさんは、不登校の経験がある方。
その経験から、「人類の孤独の解消」をテーマに、技術開発をされています。

体験と驚きの詳細は、ポッドキャストを聞いてみてください。
そして、ぜひご自身でも体験なさってみてください。
飲み物だけではなく、食事もできます。
私が行った時の写真も、以下からご覧いただけます。

「独立後のリアル」(毎週金曜配信ポッドキャスト)
Ep. 221 分身ロボットカフェという未来


では、今日もよい一日を!


◆今日のカバーアートは、分身ロボットカフェの店内より。

この記事は、2024年7月24日配信のここみち便りをリライトしたものです。
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