関西に行くなら、ぜひ訪ねてほしい場所
夏休みやお盆休みのシーズン。
帰省や旅行で動かれる方も少なくないかと思います。
今日は、もし、関西に行かれる時には、ぜひとも訪ねて行っていただきたい!と思う場所のご紹介です。
奈良県生駒市「まほうのだがしや チロル堂」という場所です。
6月に日経新聞でも伊藤亜紗さんの記事が掲載されていたので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
私は母からこの記事を教えてもらい、とても共感してぜひ行ってみたい!と思い、ちょうど関西方面に行く用事があった時に行ってまいりました。
その様子をポッドキャストで話したので、詳しくはそちらをぜひ聴いていただきたいのですが、本当に素晴らしい場所なんです。
素晴らしいって何が?
仕組みが。雰囲気が。人が。何もかも。
生駒駅から徒歩数分のところにあるこの場所は、お昼は、駄菓子屋です。
子どもたちがひっきりなしにやってきます。
到着した子どもたちがまずやることは、100円で「ガチャ」を回すこと。
出てくるカプセルの中には「チロル堂」と書いた木札が1〜3枚入っていて、どれが出てくるかは運次第。
木札1枚を100円として、駄菓子を買うこともできますし、
さらに、この木札1枚で、カレーライスかポテトを食べることもできるのです。
お店の奥には、靴を脱いで上がるスペースがあり、居酒屋のようなカウンターとテーブルがあります。
駄菓子を買いに来た子も、カレーを食べる子も、そうでない子も、ここに大集合。
みんなでゲームをしたり、お絵描きしたり、思い思いに過ごしています。
大人はガチャは回すことはできませんが、私も懐かしい駄菓子を買ったり、ひも飴を引いたりして楽しみました。
ハズレなしのガチャ。仕組みの秘密は夜にあります。
「居酒屋のような」と書きましたが、18時から、この場所は本当に居酒屋になります。その名も「チロる酒場」。
一旦お昼のお店を退店して、時間を潰してから、出直しました。
照明も落として、地元の大人たちが集まって、とてもいい雰囲気の居酒屋です。ご飯も美味しい。
そして、一品注文するごとに、「チロル堂」木札1枚が積まれていきます。
それは、昼間のカプセルの木札になってゆく。
この寄付する行為を、ここでは「チロる」と言います。
この1枚が誰かのカレーライスになる、と思うと、それが誰なのかはわからなくても、手触り感を感じます。
また、飲食でチロるだけではなく、現金でそのままチロることもできます。
ポッドキャスト「独立後のリアル」の名前でチロって、壁にチロったシールを貼ってきましたので、現地に行かれた時には、探し出してみてください。
「子ども食堂」と言われると、自分は入れないと感じるけど、ここは私も大いに歓迎されている感じがする。
寄付しているのだけど、自分も美味しい食事を楽しんでいる。
自分も楽しんでいることが、誰かのためになっている。
「助けてあげます」というよりも、こういう自然な循環がとても好きです。
子どもたちの様子やチロル堂の方から聞いたこと、現地で私が感じたことなど、ぜひ音声で聴いてください。
●ポッドキャスト・独立後のリアル
Episode168 「利他」は与えるの真逆!? ”まほうのだがしやチロル堂”体験記
上記のリンクが機能しない方は、こちらからどうぞ:
こちらの参考情報もどうぞ:
◉私が行ってきた時の写真 @インスタ(左右にスクロールすると、それぞれ複数枚写真があります)
昼バージョン:まほうのだがしやチロル堂
夜バージョン:そのときどき ごはん チロる酒場
◉共同代表・石田慶子さんのインタビュー記事
『福祉×デザインのチームで、子どもを支える”魔法使い”を増やす。チロル堂が生む新たな「寄付」の循環』
(現地での感動と興奮をポッドキャストで話したら、なんと、以前ビガーゲームワークショップに参加してくれた方がこれを運営母体の会社にお勤めであることがわかり、この記事を教えてくれました)
◉チロル堂のホームページ
とても可愛らしく、リアルもバーチャルも、いろいろ上手にデザインされているなぁと思います。
子どもにも大人にも愛されている場所。
関西方面に行かれる際には、チロってきてください!
では、今日もよい一日を!
◆今日のカバー写真は、チロル堂より。
この記事は、2023年8月2日配信のここみち便りをリライトしたものです。
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同じ伊藤亜沙さんの記事に感銘を受けた方が、note 内にもいらっしゃるようです^^
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