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[ふ]の花

ふうせんかずら
(風船蔓)  Cardiospermum halicacabum

ムクロジ科/フウセンカズラ属/つる性・多年草・一年草/開花7 ~ 9 月
北米原産。白く可憐な花を咲かせるが、花を観賞するためよりむしろ、初秋に風船状の果実を楽しむために栽培されることが多い。実の中にはハートマーク模様の種ができる。蔓性で、風船のような実を付けることからこの名がついた。
誕生花&花言葉:8月6日、永遠にあなたとともに 自由な心。

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ふうせんかずら 078

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フェイジョア
 Feijoa sellowiana

フトモモ科/フェイジョア属/常緑小高木/樹高5~6m/開花6~7月
南米原産。日本へは昭和初期にアメリカから渡来。フトモモ科の熱帯果樹としては珍しく-10℃ほどまでの耐寒性がある。紫紅色の「はけ」のようなきれいな花は、外側は白い綿毛でおおわれている。果実は灰綠色ですごく固い。果肉はパイナップルのような香りがあり、そのまま食べたり、ジャムなどに使われる。

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ふきのとう
(蕗の薹) Petasites japonicus

キク科/フキ属/多年草/草丈30 〜 45cm /開花1~3月
まだ山々に雪が消え残っているような春先に採取される。ふきのとうは蕗のつぼみの部分にあたり、この花が咲いた後には地下茎から伸びる葉(ふき)が出てくる。春の季節を表現する山菜として、日本料理には欠かせない食材。天ぷらや煮物、味噌汁、ふきのとう味噌に調理して食べられる。
1月17日の誕生花 、花言葉:待望。

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ふき(ふきのとう) 010


ふくじゅそう
(福寿草) Adonis ramosa

キンポウゲ科/フクジュソウ属/多年草/草丈10 ~ 20cm /開花2月~3月
四国や九州にも野生するが関東以北が多い。春を告げる花の代表。そのため元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)などの別名がある。福寿草という和名も新春を祝う意味がある。江戸時代より多くの園芸品種が作られている古典園芸植物である。
1月23日の誕生花 、花言葉:幸福を招く。

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ふくじゅそう 007

ふくじゅそう 010


ふじ
(藤)  Wisteria floribunda

マメ科/フジ属/落葉蔓性木本/開花4~5月/結実/5~7月
世界中で愛され、多くの園芸種がある。元になっているのは日本原産のノダフジとヤマフジ、中国が原産のシナフジである。ノダフジは右巻きに巻きつき、ヤマフジは左巻きに巻きつく。フジの蔓はとても強く、古墳時代の巨大石棺も、木ぞりに載せてこの藤縄で運んだらし。
誕生花&花言葉:4月29日、懐かしい思い出恋に酔う。

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ふじ 036


ふじばかま
(藤袴) upatorium fortunei

キク科/ヒヨドリバナ属/多年草/草丈1 ~ 2m/開花8~11月
日本、中国、朝鮮半島に分布する。河原や池など水辺を好んで自生。日本には奈良時代に中国から渡来し野生化。かつては日本各地の河原などに群生していたが、今では絶滅危惧種に指定されるほど激減している。秋の七草のひとつ。平安時代の女性は、茎や葉っぱを干したものを水につけ髪を洗った。防虫剤、芳香剤、お茶などにも利用された。
誕生花&花言葉:10月17日、あの日のことを思いだす

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ぶたな
(豚菜) Hypochaeris radicata

キク科/エゾコウゾリナ属/多年草/草丈50 ~ 80cm/開花2~5月
欧州原産の帰化植物。1933 年に札幌で、翌年に神戸の六甲山で帰化の報告がされている。それ以来各地に広がった帰化植物。タンポポに比べ花茎を長く伸ばすのが特徴。名の由来は、フランスでブタのサラダとよばれることから。タンポポに似ているのでタンポポもどきとも呼ばれる。

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ぶたな(2.3.4.5) 001


ふたりしずか
(二人静) Chloranthus serratus

センリョウ科/センリョウ属/多年草/草丈30 ~ 60cm /開花4~6月
沖縄を除く日本全国の人里に近い山野の林下など薄明るい場所に自生する。二本の花穂の先に米粒のような白い花をつける。花穂は一本や三本、四本のときもある。ガラス玉のような光沢のある小さな実を付ける。名前の由来は、謡曲「二人静」に由来し、二本の花穂を静御前とその亡霊の舞う姿になぞらえたものと言われる。田植えの時期にちょうど花が咲くのでサオトメバナ(早乙女花) の別名がある。
誕生花&花言葉:5月30日、いつまでも一緒に。

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ふゆさんご
(冬珊瑚) Solanum pseudo-capsicum

ナス科/ナス属/常緑低木/樹高30~40cm/開花6~10月ブラジル原産。明治中期に渡来。夏から冬にかけて鮮やかな色の丸い実をつけるので、その姿を珊瑚に見立て「冬珊瑚」という名前になった。実の色の変化が特異で、花を咲かせたあとで緑色の実になり、それが緑~黄~橙の順で色づく。いろんな段階の色の実が同居して緑色、黄色、橙色の実がほぼ同時に楽しめる。実はきれいだが毒があるようで食用にはならない。
誕生花&花言葉:12月10日、神秘的。

ふゆさんご01

ふゆさんご01

ふゆさんご02c



ふよう
(芙蓉)  Hibiscus mutabilis

アオイ科/フヨウ属/落葉低木/樹高1 ~ 4m /開花7~10月
日本、台湾、中国、済洲島などを原産とする、やや寒さに弱い半耐寒性の樹木。幹は直立してよく枝分かれし、夏から秋にかけて最大直径15cm ほどの花を咲かせる。花色は品種によって白~ピンクまで色幅(濃淡)がある。花は朝開いて夕方にはしぼむ一日花。ひとつの花自体は短命だが最盛期は暑さにめげず毎日新しい花を途切れなく咲かせる。

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ふよう 011


ブラシノキ=きんぽうじゅ
(金宝樹 ) Callistemon speciosus

フトモモ科/ブラシノキ属/常緑小高木/樹高2~5m/開花5~6月
オーストラリアが原産。わが国へは明治時代の中頃に渡来。ブラシのように見えるのが雄しべ。花びらもあるが目立たない。乾燥地域が原産地のため、極端な乾燥や山火事のときにパァーンと実が開いて中の細かい種子が風に飛んで散布され子孫を残す。
誕生花&花言葉:4月8日、素直な気持ち。

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ブラシの木(きんぽうじゅ) 008


ブラックベリー
Blackberry

バラ科/キイチゴ属/落葉低木/開花4~5月/結実6~7月
木苺は、原種、園芸種を含め多くの種類がある。ラズベリー、ブラックベリーも木苺の仲間。みんな似ている。北アメリカやカナダで多く栽培されてる。花は白またはピンク。夏に赤い実がなる。ラズベリー、ブラックベリーとも、実は赤から黒に変わる。

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ブラックベリー 036


ブルビネ・フルテッセンス
Bulbine frutescens

ツルボラン科(ユリ科)/ブルビネ属/多年草/草丈30~60cm
南アフリカ原産。4月~11月頃まで何時見ても咲いている。花茎の先に、星型の小花をいくつも付け、次から次に咲き続ける。花アロエという名前で流通しているが、アロエの花とは随分違いう。アロエは百合科、アロエ属で、同じ百合科とは言え印象は随分違う。

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ブルビネ・フルテッセンス 008


プルメリア
 Ppumeria

キョウチクトウ科/プルメリア属/常緑低木/樹高7~8m/開花6~10月
プルメリア(Plumeria)は、熱帯地方では太陽をもろに浴び一年中輝くように沢山の花を咲かせる。ハワイで人々に愛されている花木で、街路や家庭の庭先、ホテル、公園、ショッピングセンター、寺院、墓地など至る所で見られる。花は一重で星型をしており芳香がある。花色には白やピンク、真赤、黄色があり、庭木として観賞するほか、花を50~70 個摘んで糸に通しレイにされる。
誕生花&花言葉:8月28日、恵まれた人 内気な乙女。

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