つゆくさ(露草) Commelina communis
ツユクサ科/ツユクサ属/一年草/草丈15〜50㎝/花花6〜9月
日本、東アジア原産。平安時代までは染料に利用され、江戸時代以降は染め物の下絵付けなどに使われた。全草を乾燥させたものを鴨跖草(おうせきそう)と呼び、下痢止めや解熱などに用いられた。朝露を受けて朝咲き始めた花は昼にはぼむ。この様子から「露草」名がついたようだ。万葉集でもよく読まれ、別名、蛍草(ほたるぐさ)、藍花(あいばな)、青花(あおばな)、移草(うつしぐ
しゅうめいぎく(秋明菊)
Anemone hupehensis var. japonica
キンポウゲ科/イチリンソウ属/多年草/草丈50〜100cm/開花8〜11月
中国原産。かなり昔に日本に渡来し、その後野生化したものもある。漢名は秋牡丹。秋に、菊に似た花を咲かせるところからこの名前がついた。花色は紅紫色や白で白花種は花びらにふっくらとした丸みがあり、萼片の枚数は少ない。濃いピンク色の花は、別名で貴船菊(きぶねぎく)と言う。京都の貴船地方に多いことによる。
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