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プロローグ〜うちが肉と乳製品を食べないのには理由がありまして〜

ごあいさつ


私は現在36歳、子育て奮闘したり、愛犬をかわいがったり、好きな映画やアニメ観たり、とそのへんによくいるシステムエンジニアです。
大学のころに出会った「カポエイラ」を続けてきたこともあって、ブラジルのシュハスコ料理を友だちとワイワイ食べるのはテンション上がるし、知り合いが働いているピザ屋のクアトロ・フォルマッジ(4種類のチーズを贅沢に使ったピザ)はもう最高に美味しいと思っています。

そんな私・・・正確にはうちの一家は、現在お肉と乳製品を食べない生活を送っています。

子供が生まれたことで食生活を見直したこともありますが、食べるにしても作るにしても主役級の食材を使わなくしたことで、これまでのレパートリーが激減・・・。食べないことに不満はないですが、生活上の不便さ・困りごとを感じることが多くなりました。

それはつまるところ、日本でヴィーガン食や菜食中心を実践しようとした場合の不便さ・困難さを実感したということでした。(後に触れますが、完全なヴィーガンではないので、卵や魚は食べていますが、それでも実感するものです。)

私の記事では、日々の食事を満足で楽しく、不便さや不自由さを感じることのない自然な生活の一部とするために実践したレシピを公開していきたいと思います。

コンセプトは「誰でも自宅でできる」もののレパートリーを増やせる記事を目指しています。そして、同じ悩みを持った方たちのお役に立てれば幸いです。

今回の記事では、ごあいさつとともに、今に至った経緯や実際の困りごとについて触れて締めたいと思います。ご興味あればお付き合いください。

きっかけ


きっかけは、妻が妊娠中に見た屠殺を待つ肉牛の映像。
牛は、屠殺場で順番を待つとき、先に別な牛が殺されていくのを見て涙を流します。自分の死だけでなく、仲間の死に悲しみを感じているのです。
この映像が、妻にとっては非常にショッキングで、このことが決め手になって私達は肉・乳製品を使わないで生活することを決めました。

「食べる」ことを躊躇してしまうような生産の現状は、乳牛そして、豚・鶏・・・家畜のほとんどで同じような状況があるのです。
このことを知り、牛肉だけでなく肉全般と乳製品は使用しないことにしたのです。

  • 乳製品
    乳牛の母乳が牛乳ですが、母乳は妊娠しないと出ません。
    つまり、乳牛は牛乳を生産するためにずっと妊娠をさせられていることになります。そして、生まれた仔牛にその母乳は与えられません。
    また、現代では機械をつかって搾乳されていますが、乳首・乳房が傷ついても絞られていることがあるそうです。

  • 卵(鶏卵)
    我が家では「平飼い」の卵だけ使用しています。
    平飼いではない場合、鶏は身動きの取れないケージで一生を終えます。

  • 豚肉
    日本における豚の飼育でも、ほぼ身動きが取れない状態の囲いの中で飼育されます。豚の「安全」を守るための仕組みとして採用されています。
    子豚の「安全」を守るために、「妊娠ストール」と呼ばれるものも使用されます。

とはいえ「日本の畜産は間違っている」という声を上げることは、ただの無責任と考えています。
鶏は平飼いすると足から病気になりやすいそうです。
豚も放牧すると同様で、一頭でも病気になると全頭処分になるケースはニュースでよく目にします。
そんなリスクを持って経営しつつ、適切な流通量で安価な提供も求める。
こんな要求を牧場経営者に私は言えません。

だから、私にできることは、日々少しずつでも改善していくこと(例えば、アニマルウェルフェアだったり、画期的な経営モデルだったり)への興味を持ちつつ、納得が行く状況になるまではヴィーガン的な食生活で暮らしていこうと決めました。

困りごと


ちょっと重苦しい内容になってしまいましたが、とはいえ毎日の食事のたびにこのシビアな意識を持ち出していたら、楽しい食事ができなくて美味しく食べられなくなってしまいますよね。(楽しくない食事は太りやすいとの説も。)

なので、ここは新しい食事や料理方法に出会うチャンスと前向きに楽しもうとレシピ本やサイトを見て、チャレンジをはじめたのです。

・・・が、いろいろな困難と直面し始めました。
何かが制限された食事の難しさを痛感しました。一つ一つは些細なことも多いですが、日々の忙しさの中ではとてもやりきれません。
主な問題点は次のようなものです。

  1. 味気なさ
    やっぱり肉本来の持つ旨味に比べると、あっさり系の料理が多くなり、ガッツリ食べたいというときに満足できない場合があります。あとはチーズ、生クリーム、バターがもたらすパワーは強力でした。
    この問題への解決策は代役となる食材への知識なのですが・・・

  2. レシピのハードルが高い
    ヴィーガン料理はすでにたくさんのプロの方が本やウェブでレシピを紹介しています。が、結構レシピのハードルが高い傾向があります。
    例えば、人参の旨味を引き出したオーブン料理。これが非常に美味しそうなのですが、説明を読むと「160°の低温で、一晩オーブンする」・・・いや、これお店すでに出してますよね。
    もちろんすべてではないのですが、肉料理並みの満足感を持った料理を探すと、難易度が高くなる傾向にあります。

  3. 食材が手に入りにくく、高い
    前述の1、2の原因なんじゃないかとも思うのですが、肉・乳を使わなくなったことで頭角を表してくる食材がいくつかあります。
    豆類、豆乳、スパイス、大豆ミート、ココナッツオイル などなど
    これらは幸い私の近所で比較的手に入れやすくなってきているのですが、当初はどこなら買えるかを探し回りました。
    ただ、コスパはいいわけではなく、気合い入れて作ると決めてからじゃないと買えなかったりします。

すこしダラダラと書いてしまいましたが、つまるところ「テッパン」のレシピがほとんど戦力外となってしまい、途方に暮れているということです。

まだ始まったばかりですが、奮闘の様子とともに役立つレシピを記録して行ければと思います。

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