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審査という仕事

16.17日に群馬県東部地区のアンサンブルコンテストを審査員という立場で聴きに行ってきました。

今回は112団体。この仕事は一昨年から継続させて頂いているのですが、昨年まで中学、高校、職場と3部門を金の午後から日曜までの3日間で行われていました。今年は16.17日に中学と職場。翌週に高校と週を跨いでの開催です。

審査員がどんなことをしているか。

アンサンブルコンテスト、通称アンコンに出場したことがある方はご存知かと思いますが、賞状と一緒に渡されるあれを書いています。

そう、講評用紙ですね。

音楽って本来評価するべきものではないかもしれません。抽象的なものをどうやって判断しているんだって話ですよね。好みじゃないの?とか思いますよね。

審査員も5人いて、それぞれ評価するポイントも違うのかもしれません。それぞれの楽器の専門的観点というのもあるでしょうし。今回は、ファゴット、サックス、トランペット、トロンボーン、パーカッションというメンバーによる審査でした。

審査終了後、他の審査員の方々ともいろいろお話するのですが、似たようなことを皆さま感じており、1つの音楽をチームで作り上げることに置いての大切なことというのがあって、皆様それに基づいて審査されているんだなと改めて感じました。私ももちろんそうです。

私が思う大切なこと

アンサンブルをするにあたって大切なことってなんでしょう?1つの音楽をチームで作り上げる上で必要なことってたくさんあります。

リズムを揃えること
テンポを共有すること
音程を揃えること
音のバランスをとること
フレーズの歌い方を揃えること

揃える系の事ですね。
しかし音程とリズムを揃えて綺麗にカッコ良く聴こえるかというと
そうでも無いのです。
大切なのは、響きを揃えるという事。
お互いの音が混ざって一つのサウンドを生み出すことです。
それを生み出すために上記の揃えることも必要な要素となります。

アンサンブルはソロの集合体です。
個人個人が楽譜から音楽を読み取って、明確な意図を持って主体的に良い音で音楽を演奏できているか。
それをみんなでどう一つにまとめて、調和された響きを客席に届けたのか?ここが大切です。

最後に今回書いたアドバイスの中でも多くのチームに書いたことをいくつか紹介します。(良いところを誉めた後のアドバイスです)
これからの練習に役立ててくれれば嬉しいです。

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