ソムリエ試験対策ここだけは! オーストリア概論② ~ワイン法など~
〇ワイン法と品質分類
・1995年 EU加盟
◇オーストリアワイン法も「EUワイン法」の枠内で運営され、以下のように品質区分されている
《EU》⇒g.U.(原産地呼称保護ワイン)
の中に
《オーストリア》
⇒クヴァリテーツヴァイン(Qualitatswein)
⇒プレディカーツヴァイン(Pradikatswein)
2つに分けられ、区分される
《EU》⇒g.g.A.(地理的表示保護ワイン)
は
《オーストリア》
⇒ラントヴァイン(Landwein) に区分される
・オーストリアは2002年ヴィンテージ以降、品種や糖度に基づくドイツ式に加え、「フランスAOC」「イタリアDOCG/DOC」のような呼称を推進
⇒オーストリアでは「DAC」という
・オーストリアの限定生産地域はDACを含めて全18個
○KMW濃度とは?
・オーストリアの品質区分で重要となる、原料用ブドウ果汁の測定法
→ドイツ「エクスレ度」とは違う測定法
※ドイツ同様、プレディカーツヴァイン(Pradikatswein)はより細分化され、濃度など他にもドイツと類似する点がいくつもあります。以下の表を参考にざっくりと『ドイツ』『オーストリア』の違いを理解して下さい。
〇ゼクト・オーストリア Sekt Austria
・オーストリア発泡ワインのうち、要件を満たした原産地呼称保護ワインは、「オーストリアンゼクトℊ.U」と呼ばれていたが、名前が新しく『ゼクト・オーストリア』に変更された
(以下詳細)
〇シュトゥルム(Sturm)
・すぐ飲用されるべく販売される、部分的に発酵したブドウ果汁
〇シャウムヴァイン(Schaumwein)
・単一の発酵によるアンセストラル法、シャルマ法、トラディショナル法のいずれかで造られる発泡ワイン
〇ベルクヴァイン(Bergwein)
・傾斜が26%を超える段丘や急斜面に植えられたブドウを原料としたワイン
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