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小満(姫リョウブと菊)移ろいゆく水と花

一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。

移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、Mayu Araiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。

今回は第三十四回目の『小満』、Mayuからのお手紙です。

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emmyさん、こんにちは。
木々の緑もますます鮮やかになりつつある今日この頃です、いかがお過ごしでしょうか。

庭先のドクダミが今日の雨に濡れ輝いていました。
この五月雨で生命が満ちていくのでしょうね。草木が茂って満ち始める、まさしく小満にふさわしい雨。

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緑の色が夏の始まりを感じさせます。

先日のお手紙もありがとうございました。
emmyさんのお手紙にある蓬の緑を見るだけで青々とした香りが蘇り、なぜか口の中は餡子の甘味を思い出し…連想とは面白いものですね。私の中で「蓬=和菓子」と固定概念になっていましたが、パッションフルーツが加わった一杯、とても気になりました。


さて、今回は姫リョウブをいけました。
確か去年もこの緑を使ったような。この時期どうしてもいけたくなる枝物です。

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新芽の柔らかい葉に
白い小さな蕾の房


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緑香る5月の雰囲気をいけました。



五月晴れが待ち遠しい1日となりましたが、間もなく梅雨も近づいています。暑い夏に向けてどうぞ元気にお過ごしくださいね。

それでは、また!


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二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしています。
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