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処暑(河骨とフトイ)移ろいゆく水と花

一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。

移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。

今回は第四十回目の『処暑』、Mayuからのお手紙です。

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emmyさん、こんにちは。
雨が多い8月ですがいかがお過ごしでしょうか。

今年は青森でも雨の災害がありましたが、私の住む静岡でもゲリラ豪雨のような集中的な雨が降る日が多くなりました。気候が変わっているのでしょうね、楽しく外で過ごす夏…もはや昔の記憶の中にしかないような気さえしています。

ここ数日も湿度が高く蒸し暑い日ではありますが、朝夕は秋の気配を感じる瞬間も。
気がつけば「処暑」を迎えました。

前回のお手紙にある鯉の写真ではゆっくりと泳ぐ姿を思い浮かべて涼を感じました。そしてemmyさんのドリンク、煎茶色からプラムまでのグラデーションはその景色が閉じ込められたように優雅でした。


今回は河骨をいけました。
河骨は水辺に生息する水草の一種、夏になると黄色い花をつけてくれます。

葉は矢じりのような形状

花に「骨」という漢字をつけたネーミングは珍しいと思いますが、水中にある根が白く骨のように見えることから付けられた説があります。
そしてこの根の部分は鎮痛や解毒などの作用があるとされていて、漢方にも使われるのだとか。

花びらに見えるのは実はガクです。
花弁、雄蕊、雌蕊はガクの中に収まっています。
そんな花の花言葉は「秘められた愛情」


秋暑、やはりまだまだ暑さ感じる日に水辺を思わせる河骨です。

次回のお手紙の頃にはもう少し涼しくなっていてほしいと思いつつ…移ろう季節も楽しみながら過ごしたいものです。

またお手紙楽しみにしています!

それでは!

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二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしています。
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emmy
MayuArai


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