高輪ゲートウェイ視察
本日3月14日の東京は、午後2時の気温も3℃までしか上がらずみぞれが降り、久しぶりに冬を感じました。
そんな天気のもと、山手線・京浜東北線の新駅「高輪ゲートウェイ」が開業しました。
向かう電車の中、「次は、高輪ゲートウェイ。高輪ゲートウェイ。」という自動アナウンスが流れたときの乗客の反応は今だけの見ものです。「あ、もうできたのか」と聞こえるような、顔を上げてサイネージや車窓からの景色をきょろきょろ確認する動きを多くの人がとっていました。
この投稿では、駅に降りた瞬間からの手ざわりや目ざわり、快感や不満などの感想をレポートします。なお、話題をさらう駅名看板のフォントや、そもそもの駅名自体には一切触れておりません。
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床
床は木目調のタイル?なのかな。階段にも上階にも使われていますが、ざらざらしていました。足元からやわらかい雰囲気が伝わって良いです。あと今日雨だったから気づいたんですけど、靴が滑りにくいんですよ。転んだときは痛いかもしれないですが、いい感じの摩擦でした。
吹き抜け
ホーム中央部で見上げると、吹き抜けになっています。開放的。案内表示も床から生えている。
階段下
照明は、天井が無いので階段の裏に埋め込まれていました。その階段も、下にスペースがありベンチが置かれていました。空間の使い方が上手い。
バックヤード?
スピーカーが置かれている場所なんかも、おしゃれインテリア化していた。照明もそうですけど、駅構内特有の剥き出しのバックヤード感が排除されています。ほんとにコードやパイプなんかも見当たらない。
エスカレーター
エスカレーター。進行方向はLED表示。手すりは黒。
階段
こちらは階段。手すりに路線と行き先案内がついていたんですけど、「3(番線)」のとなりに「右」って書いてあって不思議。アラビア数字の方がユニバーサルな表記なのだから、数字だけで良かったと思います。
どうしても許せないポイントが、この手すりの素材です。最近流行っているみたいですが、多分アルミだと思うんですけど、これが非常に冷たい。なぜこんな熱伝導性の高い素材にしたのか訳を訊きたい。今日みたいな気温の低い日、手袋のない人がこれを掴んだら多分びっくりしますよ。手すりを使うのってだいたいはお年寄りなわけでしょうが、そういう人への配慮が皆無です。
吹き抜け②
登るとこういう巨大な空間を体感します。
柱
各階段・エスカレーターの近くには、このような路線の案内があるんですけども、中央に白い文字で「1・2」って表示があります。明るい木目を背景に、なぜ白い文字を使ったのかはわかりませんが、視認性が悪いなと思いました。
柱②
この屋根を支えている柱というかヴォールト(違いますが)的なもの、天井にいくにつれて細くなっているんですけども、これで天井が高く感じられて上手いなと思いました。この駅舎全体の開放感に貢献していると思います。
天井
天井を支える梁はH形鋼なんですけども、そのすき間に木材が入れられている。床から天井の構造物まで「木」があしらわれているため、統一感があって良いです。強度と軽さを追求して生まれたH形鋼に木材を入れ込むのは無駄なんですけど、そういうのをお洒落というんですかね。
広告
構内のポスターです。JRの旅行プランなどの広告すらなくて、この新駅開業のポスターで埋め尽くされていました。こういう光景も今だけだろうと思って写真撮っちゃいました。
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ぼくの興味あるものだけの紹介になりました。今日は駅舎の外はおろか改札からも出ていませんので、これが全てではありません。
そういえばトイレに行き忘れました。トイレって建物に込められた考えがわかるスポットの一つなので...迂闊でした。次は行きます。
さて、山手線にこういう見どころの多い駅ができたのは面白いと思います。
そして、この駅舎の周りがどう整備されていくのか、都市開発マニア(微)のぼくには楽しみな話題の一つではありますのでこれからもモニタリングしていきたい。
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