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読書をしたら行動を起こす

この記事は、見出し画像で使っている本のレビューでもなければ感想でもないことをお断りしておきます。


はじめに

Amazonで本のブラウジングをしていて、この本のタイトルにハッとした。

『「読む」だけで終わりにしない読書術 』 

本要約チャンネル (著)

昨年から読書をするようになったが、読むだけで終わっている。「読み終わったら何をすればいいのだろう」という疑問がわいた。
そして、帯キャッチコピーでその答えが見つかった。

本は読むものではない 実践するものだ

「本は読むものではない」は、次に続く「実践するものだ」を強く主張するために、あえて常識を否定をして注意をひかせる否定テクニックが使われている。本のタイトルで生じた疑問の答えは、この「実践するものだ」と理解した。つまり「読書をしたら行動を起こせ」と読んだ。


読書の目的は語彙力の向上

私は過去に書いた自分のブログを読んだときに内容が理解できないことがあった。自分の語彙力の乏しさを感じた。語彙力を向上させたい。未来の自分に、現在の自分の生きてきた記録をできるだけ正確に伝えたい。

ネットでググると、語彙力を向上させるには「会話」と「読書+日記」がいいらしい。つまり、インプットとアウトプットを繰り返すこと。

  • 会話:インプットとアウトプット

  • 読書:インプット

  • 日記:アウトプット

自分の語彙力が乏しいのは、これまでの人生で会話と読書を避けてきたからだろう。自分は人と会話するのが苦手なので、語彙力を向上させるには「読書+日記」しか方法はない。

日記はブログという形で20年以上も続けている。しかし、読書をしてこなかったので語彙力は中学生の頃のまま。自分が使える数少ない言葉を駆使してブログを書いてきた。

自分が語彙力を向上させるためには、あと読書が必要だ。

読書を習慣化した

文字を読むのはネットでググって調べ物を拾い読みする程度。読書は時間が拘束されて頭が疲れるという、つらいイメージがある。本の数百ページにもおよぶ文字列のかたまりにタメ息が出る。これが読書を避けてきた理由だろう。

それでも語彙力の向上に読書が必要なら、つらくてもやるしかない。つらいこと、嫌なことは習慣化することで感じなくなる。

しかし習慣化する過程がつらい。習慣化するまでのつらさを少しでも和らげたい。その方法として、自分はデジタル機器が好きなので電子書籍で読書を始めた。そして、読書を習慣化するために、Kindle Unlimitedのサブスクを始めた。サブスク月額料金で損を感じない程度の冊数を読むことを目標にした。

Kindle Unlimitedを始めてから最初の4ヶ月は、月3〜4冊を読むようになった。これで読書は習慣化できたと思っていたら、5ヶ月目から読む冊数が減ってきた。最初は電子書籍のインターフェイスの目新しさが刺激になり読書が心地よかった。そのインターフェイスに慣れてくると、インターフェイスの使い勝手にストレスを感じ始めた。

その頃から図書館を利用して紙の本でも読書をするようになった。紙の本で読書をするようになったことで、電子書籍のインターフェースは自分には合わないということがはっきりと分かった。Kindle Unlimitedは8ヶ月で解約した。

紙の本は、電子書籍で読書をしていた頃の倍の冊数(月7〜9冊)を読んでいる。読書は紙の本ですっかり習慣化し生活に定着した。

行動という手順が抜けていた

語彙力はインプットとアウトプットの繰り返しで向上する。「読書+日記」はインプットとアウトプットだが、自分の場合は双方は繋がらない。読書をしたあとに日記に本のレビューや感想を書くなら読書と日記は繋がる。しかし自分は本のレビューや感想は書かない。

冒頭で引用した書籍のタイトルとキャッチコピーで、読書は読むだけではなく行動を起こすことが必要であると気づいた。

つまり、自分には「読書→日記」は実現不可能である。「読書→行動→日記」とする必要がある。行動すれば日記のネタが発生するわけだ。

しかし、全ての本が自分の行動に結びつくとは思えない。読書とは行動に結びつく本を探していく作業でもあるだろう。

このことに気がついていなかったら、語彙力の向上は永久にできなかったかもしれない。早く気づけてよかった。

おわりに

本はタイトルや帯キャッチコピーだけでも思考のきっかけとなる。自分の思考と実際の本の内容は違っているかもしれない。この本を読んで確かめてみようと思う。

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