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【SaaSx生成AI時代の成長戦略: 近未来のホワイトカラー】



▼ Googleフォトからの1枚

8年前の7月21日、新橋駅から虎ノ門ヒルズに向かった日の写真をGoogleフォトが見せてくれました。その日はSalesforceのセミナーを受けに行った日で、その当時Salesforceを使っていたことを思い出しました。その成長スピードには驚かされました。それを見ながらあらためて遠くない未来に来るであろうSaaS×生成AI時代のホワイトカラーの意味合いについて思索したエントリ



▼ Salesforceの驚異的な成長スピード

当時のSalesforceを触っていると、「やり手の営業職」のベストプラクティスがどんどん取り入れられて洗練されていくのを感じました。例えば、「他社との打ち合わせの報告」を書く際、その案件がクローズしていなければ「次回打ち合わせの日程」を入力しないと保存ができない仕組みがありました。これは、クローズしていない案件に対して「次回打ち合わせのアポをすぐに取っておく」という行動を促すものでした。

▼ 標準コンポーネントの力

そう、Salesforceの「標準コンポーネント」を担当者のプロセス込みで採用することで、「自然と自部署の営業姿勢」が「ベストプラクティスレベル」になるのです。(逆に、大企業がやりがちな、「クラウドサービスを既存の事業プロセスに合わせる作りこみ」をしようとすると、大やけどを負うパターン)

▼ クラウドの力

クラウドから寄せられる利用者からの要望を、重要度と緊急度が高いものから片っ端から実装することが、成長の鍵です。この経験から作成したスライドが以下のものです。

▼ SaaSと生成AIの未来

現在、SaaSと生成AIはまだ完全には統合されていませんが、おそらく今、水面下で各社がSaaS×生成AIを開発中でしょう。また、ベンチャー企業もこの分野に挑戦しているはずです。

▼ ホワイトカラーの未来

将来的に、こうしたサービスを使いこなして創造する側と、淘汰される側にホワイトカラーは二分されるでしょう。これは、運送業に従事する人で車を運転できる人とできない人で、運べる量に違いが出るのと同じことです。

▼ どちらにせよ「教習所」は必要な未来

どちらにせよ、分かっていることは、そこに車の教習所需要があることと、「車を使ってどうするか?」を考え、試しあう場の巨大な需要。前者(AIの教習所)は誰でも思いつくし、ゴールは分かりやすい(≒AIがやっちゃいそう)ので、今は後者を色々仕込んでいるところです。


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