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お金と幸福のはなし

 胡散臭いタイトルになってしまったが「#お金について考える」というお題でnoteが作品募集していたので、いい機会だしいずれ書こうと考えていたのでまとめようと思った。思っていた。
しかし締切が1/3までなので全然間に合わなかった。書き始めたのは年末なのに、なぜだろう、おかしいな…。

 まぁでも、書こうと思っていたことだし、ちょうどいい機会なので、お金の話に関する2022年1月現在の個人的な結論と、幸福度が上がるための使い方を極力シンプルに書いていく。後々自分で見直すために。
 1年後くらいに見返して「何言ってるんだコイツ」ってなる可能性もある。そしたらまた書き直す。自分のためのメモなのだから。

お金のまとめ

消費を減らす

 大体の本に書いてあるが、まず消費を減らす。
その中で浪費だと思われるものはことごとく無くしていく。
使ってるお金の中で無駄を洗い出して削る。自分の中で優先度も決める。

  これに関しては、まぁまぁ出来てきているとは思う。ソシャゲをやめたのはとても大きい。
 しかし、闇雲に削りすぎるのもストレスになるし続けられないので、消費する額をあらかじめ決めておくのが大事である。
競馬の予算もここに含めている。なお、書籍代は全く抑えられていない。
  今年の目標に書いた通り、服はしばらく買わない。買ったら3倍捨てる。

先取りで貯金する

 これもよく言われるやつ。多分よく言われるやつしか出てこない。基本に忠実なのが大事。
 「バビロン大富豪の教え」に出てくることばっかりになりそうだが、まぁほぼそういうことである。
 給料が入ったら決まった額を貯金する。バビロン大富豪の教えでは、収入の1割を貯金しろと言っていた。2割と言っている本も多いが、自分の収入と可処分所得(所得のうち自由に使えるお金)と相談して決める。
 例えば、手取りが30万円あっても、可処分所得が5万円くらいしかなかったら2割(6万円)の貯金なんて出来るわけないので…。
  後述するが、もし20代前半であれば、貯めるより自分のために使う方が後々幸せになれる。

つみたてNISAで投資信託を買う

 これはもうとりあえず買っておこうってレベル。「つみたてNISAしよう!」ってもう何百回聞いたかわからない。
 非課税で年40万円を20年積み立てられるので、何も考えずに毎月33,333円購入していく。給料が入ったらすぐに証券口座に33,333円移す。

 S&P500か全世界株式かの2択で大体比べられるが、現状S&P500が安定だがアメリカの今後がわからないのと、アメリカ経済が低迷期になった時にバランス考えたりするのをする気がないので全世界株だけを無心で積み立てていく。この辺は好みだと思うが、より無心で放置できるのは全世界株かなと思っている。

余剰金は全部投資する

 現金で残しておく額を決めておき、それ以上は全部投資しろという教えが通説になってきていると思う。
 よく言われるのが3ヶ月生活に困らない額だけを銀行に置いておくなり、現金で持っておくなりしておいて、残りは全部投資する方法である。
 これも、自身の生活費を計算して、何かあった時、怪我や病気で働けなくなった時、冠婚葬祭の時等々にすぐ使える分を現金で残しておこうということ。

  自分の場合は、現在の生活状況なら60万もあれば収入なくても3ヶ月は生きていけると思うのでこの額を残しつつ残りを投資に回していくことを考えていく。
 何か固定費以外の出費は、基本ここから出す。減ったら次の給料で補えばいい。出来るかな…。

幸福度のまとめ

  どちらかというと今回のメインテーマはこっち。幸福度を上げて生きていくためのお金の使い方を自分に染み込ませるために書く。
  幸福に関する部分の種本は、主に以下の2冊。お金系の本達の中から得た学びも反映はされているが、基本的にはこの2冊の中から納得して実践したいと思えたことを書いていく。
また、ミニマリストの暮らしに通ずるものも多いため織り込んでいく。

お金を経験に使う

  多分今回一番大事な部分はこの項目である。
物を買っても幸福度は上がらない。ミニマリストを目指す身としては朗報でしかない。

  物を買うことで一時的な幸福は得られる。しかし、人間は順応性がとても高く、一度手に入れてしまうと家であろうが、車であろうが、すぐに飽きてしまう傾向がある。形あるものは、時間や労力や大金をかけて手に入れても、自分のものになると価値が一気に下がってしまう。

  では、何にお金を使うのか。
答えは「経験」である。
それも、今しか出来ない事に使う。
機会を逃すことなく惜しみなく経験のためにお金を使う。
自分が何をすれば幸せになるかを見極めて、その経験にお金を投じる。

  DIE WITH ZEROには、再三にわたり「人生の最後に残るのは思い出」と書かれている。
過去に経験した達成感や幸福感の思い出は「自分は価値のある人間だ」という自信を与えてくれる。

   物質的な買い物による満足度は時間の経過とともに減少する傾向にあるが、経験的な買い物による満足感は時間経過とともに増していく
人は経験的なお金の使い方をした時ほど「お金を上手に使った」と感じるのである。

払ったお金に対して最大の喜びが得られる4つの経験の種類についても紹介されている。

①社会的な繋がりが生まれる経験
②思い出話になりそうな経験
③自らが望む理想像に近づくための経験
④めったにないチャンスを与えてくれる経験

若いうちに目的をもって旅にでたり、今しか一緒にまとまった時間を取れない友人と旅行に行ったり、新たに何かに挑戦したりと、思い出になる経験を意識してお金を使うのが、幸福をお金で買う方法である。

20年後のあなたは、やったことよりも、やらなかったことによって失望しているだろう
マーク・トウェイン

紹介されていたこのマーク・トウェインの言葉のとおり、経験を購入するチャンスがあった時に、行動に移さなかったことを後悔をする人が多く、逆に、形ある買い物に対しては「買わなければよかった」という後悔の方が多かったという事例が紹介されている。

ミニマリストの人達は、経験のためにお金を使うことに振り切ってる人が多い。
必要最低限の生活をしつつ、必要以上に稼いだお金は、誰かと何かをやるために使ったり、誰かのために使うといった人が非常に多い。

お金で時間を買う

  慌ただしく生きるていと幸福感が低くなる。
また、物理的な豊かさ(物やお金)を求めると、その豊かさを得るために自由な時間を犠牲にしてしまう。

  時間にゆとりをもって生活をすると、人生の満足度は上がる。わずかな時間でも他人のために時間を費やすと、自分の生活に、より多くの時間があると感じ、心に余裕が生まれ満足度や充実度も増す。

  買い物によって引き起こされる時間やお金の影響を考える必要がある。物の大小や値段に関わらず、その物によって余計な時間消費や出費を生まないかを検討してから購入する。
  ミニマリストの人は常にこれを意識して生活していると思える。テレビをもっていない人も多い。

  自分のやりたくないことをお金で解決することも幸福度への影響も大きい。
  家事代行サービス等を頼むのはハードルが高い部分もあるかもしれないが、多くのミニマリストはルンバ等のお掃除ロボットを使用しているし、洗濯機は乾燥機能までついている物を使用している。
食器洗い乾燥機もマンション等の賃貸でも導入出来るタイプの物が増えたので、時間の節約のために導入し家事の時間を極力減らすのが有効である。
(ミニマリストの場合、食器をあんまり持っていないような人も結構居るが…)

  通勤時間も少なければ少ない方が人生における幸福度は高い。そして、乗ってるだけの電車より、車での通勤の方がストレスが多いという。(都内の一部路線では恐らく例外だろうが)
  これについてもお金で解決出来るなら職場の近くに引越した方が良いと書いてある。
言いたいことはわかるが簡単に言ってくれるな。

  そして、時間を使ってもっとお金を稼ぐのでは無くて、自分の余暇を増やして、その時間の中で自分がより幸せに感じられることが何かを見つけていくことが重要である。

先払いして、後で消費する

  個人的にこの項目はかなり大事で、とてもよく理解出来るのに、はちゃめちゃに難しい。
  原著『「幸せをお金で買う」5つの授業』の中で4章にあたるのだが、全てを伝えきれる自信が無いのでぜひ読んでもらいたい。電子書籍なら結構安価で買える。とりあえず自分に言い聞かせるようにエッセンスだけ書くことにする。

  言いたいことは簡単で、クレジットカード等の後払いを辞めて、消費する前に先払いをしようということ。言うのは簡単で実践するのは難しい。

  分割払いなどもってのほかである。与沢翼は「お金の真理」という本の中で「ローンはお金の懲役刑」であり「現金一括で買えないものはすべて身分不相応」と書いている。過言な気はするが、間違ってはいない気がする。

  現金は元々持ち歩かないので、クレジットカードからデビットカードやPayPayに変えたけども、キャリア決済やメルペイスマート払いは楽すぎて危険である。お金を使ってる感覚がまるで無い。この辺も徐々に即時決済に気持ちを切り替えて行く。

後払いは、いま消費する喜びを増やすかもしれませんが、借金を背負っているという陰鬱な影が喜びを覆い隠し、幸福を奪うのです。
「幸せをお金で買う」5つの授業  Lecture4

  大事なお金を支払うことはとても不愉快な行為であるため「現在」を優先してしまい、後払いにしてしまいがちである。
  しかし、この項では、先払いによる心理的な幸福について詳しく述べられている。

  例えば、旅行に関わる全ての支払いを先払いすることで、当日はお金のことを何も考えずに手放しに楽しむことが出来る。これだけで、同じ旅行でも幸福度や満足度が全然違ってくるのである。

  お金のことを考えると楽しさが減少してしまう。行動経済学の有名な実験のひとつに、待ち時間にパズルで自由に遊んで貰うが、1グループには何も伝えずに、もう1グループには事前に自分の仕事の労働時間に対しての時給を計算して貰う。
すると、時給の計算をしたグループはパズルに対する楽しさが何も伝えていないグループに比べてとても低い結果となってしまう。

  行動経済学の検証には、このようなお金にまつわるものが沢山ある。
  ダン・アリエリーの「予想どおりに不合理」の中では「社会規範」と「市場規範」という言葉で書かれている。お金を意識してしまうと「市場規範」として、物事を損得で考えてしまう。
  1時間程のアンケートの協力のお礼として、1000円相当のチョコレートを貰えるのはとても幸福度が得られる人が多いが、現金で1000円貰っても不満を漏らす人の方が遥かに多くなる。

  脱線していきそうなのでこの辺で終わるが、物事を100%楽しみたいのであれば、支払いを当日や後回しにせず、事前に済ませた方が幸福度が高いのは間違いない。先払いで幸せは買える。

他人に投資する

  5つの授業の5つ目の項目である。
  たとえ少ない金額でも、他人のために使うと自分の幸福感は増していく。

  寄付が義務であっても、チャリティーに寄付をすると、脳が活発に反応し幸福感を感じる。
  自発的な寄付であると、さらに満足度は増す。
しかし、強制されて行なうと幸福感は下がるので注意が必要である。

  相手とのつながり、仲が深まるような使い方が出来た際にも、大きな幸福感が得られる。

  他人への投資は、気分が良くなるだけでなく、肉体的にも良い効果があり、金銭面でも裕福な気持ちになれると良いこと尽くめである。

  たとえ500円でも、他の人に使うことで自分の幸福度があがることがこの本には、永遠書かれている。
  誰かにお金や物を与えて自分が幸福になるためには大金は必要ないのである。
ファッション系通販サイトを売却してTwitterでお金をばらまいて宇宙に行ったりしなくても十分幸福感は得られるのである。

  自分自身、結構他人のためにお金を使っている方だと思う。しかし、この本を読んで初めて、よく見ているYouTubeライブで赤スパチャ(10000円以上のスーパーチャット)をしてみたがなんとも言えない満足感は得られた。ネット上でも簡単に幸福感が得られる。
ぜひ皆も、推しのYouTuberや配信者が居たら試して見るといい。
最悪、粗品やひろゆきでもいい。(いや、あまり良くない)

  ここまで読んでくれた皆さんは、臆すること無くnoteのサポートもして欲しい。

おわりに

  取り留めもなく書き綴って来たが、結論から言ってミニマリスト最強なんじゃないかと思った。

  今回書かなかったが、5つの授業にはもう1つ「ご褒美に使う」というお金の使い方もある。気になる方は原著を当たって欲しい。

 また、DIE WITH ZEROは、お金を必要以上に残して死なないことを大きなテーマとしているため、生きているうちに、受け取り手が必要な時に財産分与をしてしまえと書いてある。これも自分の幸福度は爆上がりする。
  年収800万円を超えると、幸福度の上昇率は横ばいになるというデータもある。
自分の人生に必要なお金の目処がついたら、貯めたり増やしたりするのではなく、資産を切り崩して人生を謳歌する方にシフトするのが良いと思う。

  お金と上手に付き合いつつ幸せに生きれるよう試行錯誤していこう。

参考文献

「『幸せをお金で買う』5つの授業」エリザベス・ダン、マイケル・ノートン(中経出版)

「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」ビル・パーキンス(ダイアモンド社)

「予想どおり不合理」ダン・アリエリー(早川書房)

「手ぶらで生きる 見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法」ミニマリストしぶ(サンクチュアリ出版)

「お金の真理」与沢翼(宝島社)

「漫画 バビロン大富豪の教え 『お金』と『幸せ』を生み出す五つの黄金法則」ジョージ・F・クレイソン他(文響社)

「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」山崎元、大橋弘祐(文響社)

その他大量のベストセラーのYouTube要約動画

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