外資系企業
ソフトバンクを卒業し、外資系ITセキュリティベンダーのシマンテックに入社して、すごく感じたこと。それは
ものすごく縦割り社会
ということです。外資系すべてがそうとは言えないのかもしれないですが、基本的にJOB制度を採用しているので、自分のやるべきことは明確で、逆にそれ以外はやる義務もないわけです。
チームとして自分の業務範囲から出ても、それを手伝うことで全体のプロジェクトが進むなら、助け合いはお互い様だと思っていたのですが、それは本当に日本企業的な考え方。
自分の仕事は責任もってやるのですが、人の仕事は知っちゃこっちゃないのです。
だからこそ、繁忙期だろうが何だろうが、休みたいときは休むし、それは当然の権利と主張するんです。まあ、考えてみたら当たり前ですが。
トラブルを回避するために何とか動こうとしたときに、とある華僑の人から言われたのです。
それをして給料が上がるわけでもないのになぜそんなことするの?
おそらく悪気もないのだと思うのですが、これが異文化というものなのかと痛感しました。少なくとも日本人からそういうことを面と向かって言われることはないかなと。
このカルチャーギャップは英語よりよっぽど難しい問題なのかもしれないですね。でも勉強になることもありました。
「言わなくても分かるだろう」という考えは一切通じないので、
説明がとにかくしつこい。ただ、本当に細かく記載しているので誤解が起こることは少ない。誰でも分かる文章です。そしてやるべきことも明確です。
そして評価は、万国共通の数字です。
もともと理論的な方だとは思っていましたが、ここで人に動いてもらうときの説明の仕方や、仕組みの作り方、などは学べたような気がします。
英語は、端的な言語だと思ってましたが、
全く逆だなと思いました。日本語って最小限の事しか言わず、かなりいろんな言葉を削る文化。分量がやたら多い英語と、短歌のように言葉をそぎ落とす日本語。この違いがとても興味深かったです。
海外からくるメールの翻訳もやってましたが、私はいらない言葉をバッサリ切ってたので、日本語にすることで文字量は半分になってさっぱりさせたりしました。
異文化って面白いですね。
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