チェルノブイリ日記 21 ~ 巨大な漏斗と網の箱とガラクタと
巨大な漏斗に戸惑う
前回のあらすじ。
魚の研究を行っていたらしい建物を散策しました。
結局のところ本当に魚の研究所だったのかという疑問を残したまま次の建物に入ります。18話で通り過ぎましたこの建物です。
扉が転がっています。
もう1枚の扉は開きっぱなし。動かせば壊れそうな気がします。
いつでも誰でもウェルカム状態です。先程の研究所と違って閉じ込められる心配はなさそうですね。
※ この記事はトリップウォーカーに掲載していた「チェルノブイリ日記」を書き直したものです。有料の設定にしていますが、全て無料で読めます。読み終わって面白かったと思われましたら投げ銭として購入の手続きを行って下されば幸いです。
早速入りましょう。内部は広々としていますね。何かが並んでいますが……?
巨大な漏斗や……。化学の実験とか台所とかで見掛けるあれですね。これほどの大きさの漏斗はさすがに見たことがありませんけども。
しかし漏斗の先は地面の溝ではないかい? 上から何かを注いでもすぐ溝に……それって何の意味を持つのでしょう。
漏斗の間にある太いパイプのような物も何なのでしょうね。
もしかしますと、この状態が完成形というわけではないのかな?
巨大な漏斗と思っているのがそもそも誤りなのかも知れません。漏斗ではない何かなのかも。
写真の左側は溝だけ掘られたという状態ですね。ここにも巨大な漏斗を並べる予定だったのかなぁ。
漏斗が並んだエリアの奥は……箱のエリア?
穴の開いた天井が美しくも見えますね。カリスマフォトグラファーみたいな人が撮影すればインスタ映えスポットになるのかも知れません。
それはともかく、ガイドが言うにはここは原発事故が動物に与えた影響を研究するための施設……だそうです。
恐らくネイティブスピーカーではないガイドの英語を同じくネイティブスピーカーではない私がヒアリングした結果ですので、信頼性は限りなく低いことをご了承下さい……。
日本語の通訳を雇うことを旅行会社から提案されてはいたのですが、10万円という金額に断ってしまったのですよ。今から思えばケチらず雇っておけば良かったのですけどね。
ここは事務所……事務スペース?
書き物をしたり書類を保管したりするスペースは必要と思いますがちょっとあんまりな気もします。
手前で倒れているのは机だった物なんでしょうかね。
ここも現役当時の姿がいまいち想像出来ませんね。
家畜がいたっぽい光景に
建物の奥に着きました。こちらの扉は破壊されずに残っています。閉じ込められることを思いますと破壊されている方がちょっと安心というのはあるのですけども。
ちょっと記憶が曖昧なんですがすぐそばの別の建物にやって来たのだと思います。この場所の外観や出入口の写真がないのですよ。
原発事故が動物に与えた影響を研究するための施設というヒアリングが正解であれば、この網の箱に動物が入れられていたのでしょうね。箱の下に溝があるように見えますが糞尿を流すところなんですかね。
手前の出っ張りは餌入れかしら。
餌入れかしら……? うーん、仕組みがいまいち分かりません。動物の研究や畜産に詳しい人が見たらパッと分かるんでしょうね。先程の巨大な漏斗も。
何故かね、この建物の中は写真をほとんど撮っていなかったのですよ。特に撮っておこうと思う物がなかったのかな……。
何故かこのような写真を撮っていたり。
インスタ映え……ません!
外観の写真も何やら微妙な撮り方です。全体を撮らんかね、全体を。離れて撮れるほどの場所がなかったのかなぁ。
倉庫らしき小屋
次は倉庫らしき小屋です。
ここも建物の外観の写真がありませんでしてね。何故撮らなかったのかなぁ。ちょっと記憶にございません。
先程見ました餌入れですかねぇ。未使用品に見えますね。出番が来なくて良かったのか何なのか。
しかし……ただただごちゃごちゃしていますね。足元も悪いですし。
何となく倉庫と思いましたので倉庫と書いてはいますが、実際のところは分かりません。
ところで……
先程から異彩を放っているこれは何なのでしょう。
お、おぉう。クリスマスの飾り付けでよく見る、リーフって言うんですかね。何故ここに、どうしてここに……。
このあたりに転がっている物でこれだけ明らかに浮いていますよね。殺伐とした研究施設に少しでも安らぎを……ということ? うーん。
しかしまぁ……
見渡す限りガラクタと言って良いのか分かりませんが用途の分からない物ばっかり。
こんな写真を何枚も載せるチェルノブイリの訪問記なんてこの世にあります?
いやいやだって連れて来られたのですからとりあえず撮りますし、せっかく撮ったのだから載せますでしょう。貧乏性なんですよ。
まぁあまり見どころもありませんし、そろそろ次の場所へ向かいませんか?
ガイドォオォォオオ!!!!!
写真の右の方にガイドがいます。
ガラクタばかりですし足元もよろしくありませんので、私は手前から何枚か写真を撮れば良いかなと思っていたのですが、まぁ奥まで行きますよね彼なら……。
私も……
奥へ……
行きますよ!
原発の5号炉のあたりでも書いたと思いますが、安全靴ではない普通のスニーカーですので何か良くない物を踏んでしまいそうで怖いのですよね。
でも行くというね。痛い目を見ないと学習しないんですよ……。
電灯なんてもちろんありませんし、あっても点かないと思いますが、思ったより暗くはありません。
だって屋根から光が射していますもの……。
巨大な漏斗と網の箱とガラクタだけの妙な回になってしまいました。申し訳ございません。しかし実際そういうところを見て回りましたもの……。
次回予告
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