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チェルノブイリ日記

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※ 各記事は有料の設定にしていますが、全て無料で読めます(投げ銭記事)。 2013年10月にチェルノブイリを訪ねたときのお話です。 廃墟に惹かれるものの日本の廃墟に入ると不法侵…
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チェルノブイリ日記の目次

 2013年10月にチェルノブイリを訪れたときの日記です。  反原発、原発事故の悲しみ、故郷を追われることの悲哀……といった内容ではなく、単純に訪れて何をしたのか、何を思ったのかということを書き記したものです。  美しく加工されたチェルノブイリの写真はありません。  各記事は有料の設定にしていますが、全て無料で読めます(投げ銭記事)。読み終えて面白かったと思われましたら、投げ銭として購入の手続きを行って下されば幸いです。サポートもお待ちしています。 1日目チェルノブイリへ

チェルノブイリ日記 38 ~ チェルノブイリのカエリミチ

行けば帰るのが原則 前回のあらすじ。  クレーンを堪能しました。  日が暮れて来ましたのでそろそろ帰ることにします。自動車でプリピャチの街に着いて、そこから何時間歩いていたのだったかな。自動車を停めた場所まで歩いて戻らないといけないのよね……。  何故か靴が片方だけ落ちていました。日本でも見掛けますけど、本当にどういう経緯でこうなったのでしょうね。市街地からここまで歩いて来たけど帰り道で力尽きて……ではないですよね。 ※ この記事は有料の設定にしていますが、全て無料で読

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チェルノブイリ日記 35 ~ 倒れそうで倒れないクレーン

謎の出島から 前回のあらすじ。  巨大な何かにゲーム脳が刺激されました。  出島のようなところで趣味の写真撮影に励むガイド。  出島をよく見ますとイケメンとガイドが立っている下に空間があるようですね。  階段が設けられているように見えますね。下りても立ち上がれるほどの高さはなさそうですが……。  何のための空間なのでしょう? ※ この記事は有料の設定にしていますが、全て無料で読めます。読み終わって面白かったと思われましたら投げ銭として購入の手続きを行って下されば幸いです

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チェルノブイリ日記 31 ~ 暗い病院、狭い部屋

病院の散策を続けます 前回のあらすじ。  マンションを出てカビ臭い病院へ入りました。  プリピャチ市内の病院へ足を踏み入れたイケメンとガイドと私。  出入口のあたりはものすごい腐敗感であまりのカビ臭さに呼吸をすると病気になるのではと思いました。  この写真は綺麗な部屋です。これでもね。 ※ この記事は有料の設定にしていますが、全て無料で読めます。読み終わって面白かったと思われましたら投げ銭として購入の手続きを行って下されば幸いです。 ※ 過去の日記はこちらから。  W

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チェルノブイリ日記 29 ~ 雨が忍び寄る部屋

上層階にも行ってみる 前回のあらすじ。  知らない人の家を訪ねました。  階段を上がってもう1軒訪ねましょう。マンションですしどの部屋も似たり寄ったりだろうという気もしますけど……。  踊り場に集合ポストが設置されていました。良い具合に錆びれて来ていますね。かつては友人や恋人からの手紙を待つ人が期待に胸を膨らませてこのポストを覗いていたのでしょう。  しかし小さいポストだなぁ。ハガキや封書だけならこれで十分だったのかな。現代のように通販で大きめの荷物が届くということもなか

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チェルノブイリ日記 28 ~ そこには温かい料理を囲む暮らしがあった

マンションのそばには公園がある? 前回のあらすじ。  学校崩壊の現場を視察しました。  派手に崩壊している建物に入るのはさすがに危険ですので先へ進みます。  あ、またキノコや……。キノコに詳しい人が見たら名前がパッと分かるんですかねぇ。  イケメンとガイドの後ろを歩いていましたら森と化そうとしている街の中に何かが見えました。何か懐かしいような……。 ※ この記事はトリップウォーカーに掲載していた「チェルノブイリ日記」を書き直したものです。有料の設定にしていますが、全て無

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チェルノブイリ日記 26 ~ ちょっとだけ手抜き工事?

謎の建物ばかり 前回のあらすじ。  プリピャチの街に着いたらチューしてるカップルがいました。  人がいなくなって30年弱の間で森と化そうとしている街を歩いています。行程表も地図もありませんし、イケメンやガイドと言葉を交わせませんのでどこへ向かっているのかは全く分かりません。  建物が見えて来ました。木で見にくいのですが、何でしょう、懐かしい雰囲気の窓です。子供の頃にこういう窓を見たことがあるような……近所のお医者さんだったかな?  人が住んでいた頃は木々に囲まれることも

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チェルノブイリ日記 25 ~ プリピャチの街で口づけを

いよいよプリピャチの街へ 前回のあらすじ。  動物の骨を知らない人生だった。  いよいよプリピャチの街に入ります。  チェルノブイリへ来た目的は廃墟となったプリピャチの街を見物することですからね。日本の廃墟は廃墟といえど所有者がいますから勝手に入ると不法侵入になりますがプリピャチは合法的に入れるのです。そりゃ行くしかありませんよね。 ※ この記事はトリップウォーカーに掲載していた「チェルノブイリ日記」を書き直したものです。有料の設定にしていますが、全て無料で読めます。読み

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チェルノブイリ日記 24 ~ あつまれ どうぶつの骨

 前回のお話はこちら。  日記の一覧はこちら。 あつまれ どうぶつの骨 前回のあらすじ。  チェルノブイリ産の野生のキノコを観賞しました。  ガイドがフリーダムに寄り道をしてはいるものの、森の中を少しずつ進んで行きます。  嘘です。進んでいるのか戻っているのか分かりません。行程表も地図も持っていないのですから……。  森の中でまたまた何やら発見しました。  木に隠れるように潜んで……いや、木が後から生えて来たのでしょうけども。  例によって例にもよって何なのか見当も

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チェルノブイリ日記 23 ~ チェルノブイリ産の野生のキノコは美味しいの?

倉庫は続くよ 前回のあらすじ。  よく分からない倉庫を見ました。  また新たな倉庫へ向かうガイド。兄ちゃん、まだ倉庫見なあかんの? もうええやろ……。  まぁ連れて来られたらとりあえずは見ますけど。あら大きな倉庫!  奥行きは何メートルあるのでしょうね。奥は特に何もなさそうですのでわざわざ行きません……よね。  手前には色々と物が置かれています。 ※ この記事はトリップウォーカーに掲載していた「チェルノブイリ日記」を書き直したものです。有料の設定にしていますが、全て無

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チェルノブイリ日記 22 ~ 消防車は傷付けられ棄てられた

戦没者の慰霊碑? 前回のあらすじ。  巨大な漏斗に圧倒されたり倉庫らしき小屋に足を踏み入れたりしました。  謎の倉庫を出て歩き始めます。  何やらモニュメントが建てられていますが……読めないんです。  足元には文字が記されたプレートが置かれています。  英語ならまだしも、全く分からない言葉となりますとそれが人名なのか地名なのかそれ以外の何かなのかピンと来ないのですよ。人名っぽい……気はするのですが。  せめて年号が書かれていればヒントになるのですけどね。  何とかならな

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チェルノブイリ日記 21 ~ 巨大な漏斗と網の箱とガラクタと

巨大な漏斗に戸惑う 前回のあらすじ。  魚の研究を行っていたらしい建物を散策しました。  結局のところ本当に魚の研究所だったのかという疑問を残したまま次の建物に入ります。18話で通り過ぎましたこの建物です。  扉が転がっています。  もう1枚の扉は開きっぱなし。動かせば壊れそうな気がします。  いつでも誰でもウェルカム状態です。先程の研究所と違って閉じ込められる心配はなさそうですね。 ※ この記事はトリップウォーカーに掲載していた「チェルノブイリ日記」を書き直したもの

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チェルノブイリ日記 19 ~ 無駄に危険を冒すオレたち

巨大な湖 前回のあらすじ。  線路を歩いて湖に辿り着いた。  おぉ、大きな湖や……。冷却塔の中に入ったり線路を歩いたりしていたときは全く気配を感じませんでしたけど。唐突に現れた感がすごい。  水面に木々が映っています。風で波打っていなければもっと綺麗だったのでしょうね。  空は相変わらずのどんより。惜しいなぁ……。  あまりズームが出来ないレンズですので分かりにくいのですが鳥も大勢いるようです。ずっとこのあたりで暮らしているのかな。原発事故から何世代目の鳥たちなのでし

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チェルノブイリ日記 18 ~ 死体は探さないけどおっさんたちのスタンド・バイ・ミー

線路を歩くと言えばやっぱり 前回のあらすじ。  原発事故により建設途中で放棄された冷却塔を出ました。  さて次はどこへ? 行程表もなく行き先を問う英語力もなく、無言で歩き始めます。  ……線路!  日本で現役の線路をこうして歩こうものなら逮捕か死かどちらが先かという状況ですがここはチェルノブイリ、線路に沿って歩けばまず迷うことはありません。これは頼もしい道です。  線路を歩くなんて日本ではまず経験出来ないことですし、いやまぁ阪神・淡路大震災のときに歩いたことがあったよ

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