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103万の壁はどれだけ高いのか?

とある飲食関係(ハンバーガー)の会社の経営者からの相談で

年末(11月)になるとクルーのシフトのやりくりに困るんだという

理由は旦那さんの扶養に入るために調整する主婦が多くなるとのこと


いわゆる103万の壁ですね


実は103万の壁以外にもいろいろな壁が立ちはだかっている
他にも100万の壁、106万の壁、130万の壁、150万の壁、201万の壁がある


100万の壁は住民税が発生する
103万の壁は所得税が発生する(配偶者控除の限度)
106万の壁は社会保険(一定の規模条件あり)
130万の壁は社会保険の扶養から外れる
150万の壁は配偶者特別控除がここから段階的に減少する
201万の壁は配偶者特別控除が0になる


ここでそもそも旦那さんの扶養に入って配偶者控除を受けること税金のメリットはどのくらいあるのだろうか?


旦那さんの扶養に入るために103万におさえて働いた場合の旦那さんが恩恵を受けて税金が安くなるのは


年収500万の場合でざっくりと7万1000円(所得税・住民税)である。
月平均で5917円なのである。


年収400万の場合だと5万2000円(月4333円)、年収700万を超えてくると10万9000円(月9083円)となる


これを聞くと働いた方がいいんじゃない?となる


実は数年前までは103万以内におさえていると配偶者控除と配偶者特別控除という二つのメリットが旦那さんが受けることが出来ていたため、103万以内のおさえるメリットが存分にあったのだが、その制度が変わっているにも関わらず、103万の神話を信じている方がいる


しかも、税金だけの話しをすると150万までは配偶者特別控除が受けることができるため103万であろうが、150万であろうが旦那さんが安くなる税金は変わらないのである


ただし、ここで気をつけないといけないのは社会保険と家族手当(旦那さんの会社の制度)である


属に130万から150万は奥さんに社会保険が発生する関係で世帯の手取り収入は減ってしまう働き損ゾーンと言われている

ただし、社会保険で厚生年金を支払えば将来に老齢基礎年金を受給することができるため目先ではなく将来的にはメリットはある


ちなみに、年金は離婚をすると手続きをしないと扶養に入っていた奥さんは老齢基礎年金だけになってしまう


また、別の角度では旦那さんがもらっている家族手当の金額と条件も加味しないといけない


家族手当の金額が大きい場合は働くより手当をもらった方がいいということになるかもしれなし、その条件は103万以内だと103万以内におさえた方がいいとなる


ここは旦那さんの会社で家族手当の支給条件を確認する必要がある

・結婚してればOK(働いていても働いてなくても)
・103万以内の収入で所得税がかからなければOK
・社会保険の扶養に入っていればOK

など条件を確認してみる必要はある

結論
・103万の壁はあまり高くないしメリットも少ない


まとめ

・旦那さんの安くなる税金額を確認する
・旦那さんの会社の家族手当の条件などを確認する
・将来の年金なども考えてどこまで働くかを考える



個人的な意見としては、働けるなら働いた方が生産年齢人口が減っていく日本のためになると考える

150万を超えてガンガン働いていく方が増えていくといいなぁ!だって女性は優秀な方が多い!


※記載内容に数字など間違いがある場合はお許しください。












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