【旅行記】温泉マーク発祥の地・磯部温泉で過ごす2泊3日の夏休み(後編)
こんにちは。お出かけジャンキーTRIP_YUKOです。昨夏の夏休み旅を振り返る旅行記。2日目です。
宿泊は温泉マーク発祥の地、群馬県は安中市の「磯部温泉」。1時間ほど車で西に向かえば夏の避暑地・軽井沢にも行ける好立地です。
■9:30 ホテルを出発
今回は温泉でゆっくりする旅。朝食を食べたらホテルを出発。今日は長野県の軽井沢へと向かいました。ねぇねぇ夫さん。「ゆっくり」ってなに?
■10:40 白糸の滝
車で1時間。北軽井沢の定番スポット「白糸の滝」へとやってきました。
お盆の名所は観光客で大混雑。人は多いものの、立ち止まることはなく、緑が美しく綺麗な川が流れるマイナスイオンたっぷりな散策路。気持ちの良い散策は快適でした。
遊歩道を歩くこと約5分。つきあたりにお目見えするのが白糸の滝です。
全国に白糸の滝と呼ばれる滝はいくつもありますが、ここは広さも、流れ落ちる滝の水量も納得の滝。
地形的にも、滝壁が三角形△に奥まっているため、視界に入る滝の面積が広くてとても美しいです。これはたしかに名所!一度は行って損はないスポットです。
□白糸の滝へのおすすめルート
白糸の滝は「白糸ハイランドウェイ」という有料道路の中間にあります。ルートは東と西の2つ。中軽井沢駅を北上する西ルートが定番なのですが、混雑しやすいため旧軽井沢側から行く東ルートがオススメ。
また、白糸の滝の駐車場は道路を挟んで南側にあるため、東側から行ったほうが(左側になるので)駐車場に入りやすいという大きな利点もあります。
しかも東ルートで一番最初の駐車場が白糸の滝の最寄り。西ルートにとっては1番奥の駐車場になるためここまでやってくる車は少なく、比較的空きやすいです。
■軽井沢千住博美術館
中軽井沢駅から南へ車で5分。世界で活躍する画家「千住博」氏の美術館です。
美術館の設計が「西沢立衛」氏ということで、建物が見たくてやってきました。西沢立衛氏は、金沢21世紀美術館の設計で有名な「建築家ユニット SANAA」のお一人です。
自動ドアが開くとすぐに絵画の展示フロアになっていることもあり、建物内は一切撮影禁止。
外の自然光が差し込む明るい美術館。特徴的なのは床。元々の地形をそのまま活かしているので坂になっていたりと平面ではありません。建物の中にいるのに自然の森の中にいるような感覚。とても素敵な建物でした。
千住博さんの絵画は美しさとファンタジーさが入り交じった温かみのある絵画で、見ていて楽しかったです。
中軽井沢駅から歩くにはちょっと遠いせいか、夏休み真っ只中でもそんなに人はいません。こんな素敵な美術館なのにかなり穴場です。建築好きの方も、美術好きの方もぜひ訪れて見てほしい軽井沢スポットですね。
妹さんがバイオリニストの千住真理子氏、弟さんが作曲家の千住明氏。ぅぇぇ?千住真理子さんと千住明さんて兄妹やったんや。。。Wiki見たら祖先が角倉了以。
■煉瓦好きにはたまらない碓氷第三橋梁
軽井沢を離れて群馬へと戻ります。
途中で立ち寄ったのは碓氷峠にある、お気に入りの「碓氷第三橋梁(めがね橋)」。レンガ造りが好きな私ランキングで、かなり上位のレンガ構築物です。
この色味に、造形、最高にカッコイイ。山の緑の中の渋いレンガ、良すぎる!
碓氷第三橋梁とは、旧国鉄の横川ー軽井沢間を走っていた鉄道の線路跡です。階段を少し登るとこの橋梁の上を歩くことができ、そばにあるトンネルはジブリのようなノスタルジックな風景。観光ポスターに使われることも多いスポットです。
JRの大人休日倶楽部のCMで吉永小百合さんも歩いた道なんですよ。大人休日倶楽部のCMって本当行きたくなりますよね〜。
■碓氷峠鉄道文化むら
碓氷エリアの代表的な観光スポット「碓氷峠鉄道文化むら」。レトロな列車がたくさん保存展示されています。
正直、私の世代じゃないんでピンとこないんですが、マニアの人や年配の層の方ならとても懐かしく楽しめる施設だと思います。
■横川の名店「越後屋食堂」の味に出会う
軽井沢でお昼を食べそびれてしびれを切らした夫が、なにか食べる!と碓氷峠鉄道文化むらの売店で軽く食事を摂ることに。
これが名店との出会いでした!
お店は至って普通のプレハブ店舗。メニューはモツ煮定食やトーフ定食。
「ん?定食???こういったテーマパークにはモツ煮でさえ珍しいのに定食!?」と微かに違和感を覚えました。
モツ煮単品を注文すると、閉店間近だったこともあり「持ってっていいよ」とおじさんが焼きそばもサービス。ありがとう。
モツ煮を一口食べた夫が「これ旨い。」 と言うので、私もいただきます。いやいやこんなプレハブ売店で旨いとか旨くないとかある?
(モグモグ) ...はぁ??
めっちゃうまいんやけど щ(゜ロ゜щ) ガシャーン!!
臭みがなく大きいモツ。 スープは麹味噌ベース。大根が細かく溶けて1番美味いときの豚汁のスープような少しトロっとした舌触り。さっきまで夜までご飯いらないスタンスだった私はどこへやら。
追加で買おうか迷うくらい本当はむっちゃ食べたかったけど「一口ありがとう」のフリをして戻ってくるのを待つ私。
夫に「食べていいよ」と言われ意気揚々と食べたけど、もしかしてあれって残り全部食べていいよって意味じゃなかったんかな。ゴメン。。。
碓氷峠鉄道文化むらは、やたらもつ煮が旨い売店があるという印象だけが残りました。
調べてみると実はこのお店「越後屋食堂」というもつ煮が人気の有名な名店だったことが発覚。 元々、道路の向いにお店があったけれど火事でお店がなくなってしまい、今は鉄道文化むらで土日祝だけ営業しているのだそうです。
いや、マジか。。。だからか。。。 だから美味かったんか。。。やっぱ美味しいものって嘘つかないんだなぁと感じた一品でした。
鉄道文化むらの入園には、JAF割引で450円かかりますが、わざわざ入園するだけのことがある名店です。
■群馬県立自然史博物館
さてさて、残すは最終日。恐竜や化石の出土が多い群馬県。大迫力の復元模型が見られるとGoogle map で評価が高い「群馬県立自然史博物館」へ。
前評判通り、大きな恐竜の復元展示は大迫力!
そんな恐竜の展示が目玉と思いきや、それだけには留まらず、草木や動物、虫など幅広いジャンルの展示がなされていてどれも充実しています。
自然史博物館というジャンルに相応しい博物館でした。
展示物の数の多さには大変驚かされますが、雑多ではなくどれも見やすく、たいへん綺麗に展示がしてあります。
なにより見せ方の工夫が素晴らしい!まさか草の展示がこんなにも興味を惹くことがあろうとは思いませんでした。
ホールでのビデオ上映もなかなか◎。ビデオ内容は年季が入っているものの勉強になる内容でした。
いつのまにか滞在は90分近くに。大人510円は非常に価値のある博物館だと想います。
建物も新しく美しく快適。富岡製糸場に行かれる際はぜひ立ち寄って欲しいオススメスポットです。
ということで、最終日は混雑を避けつつ早めの帰宅。以上、もっともっと群馬が好きになった夏旅でした!
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