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【旅行記】2泊3日 南岩手をめぐる_(2)企業城下町 釜石の夜

 9月の三連休、三陸海岸を北上する「南岩手」をメインに旅してきました!初めての三陸旅行。1日目の夜は、釜石にて。

1日目(夜)の行程
16:20 釜石市 ホテルチェックイン
(釜石駅、中心街散策)
17:50 夕食:よしよし
19:00 〆ラーメン:新華園 

■製鉄の街 企業城下町 釜石

 陸前高田から釜石市に到着。今夜は釜石市のビジネスホテルに宿泊。
 釜石といえばラグビーのまち。新日鉄のラグビー部であまりに有名です。新日鉄は統合し、2019年から社名を日本製鉄に変更しています。
 釜石市街に入るとモクモク立ち籠める煙が凄い。

真っ直ぐ伸びる白煙
釜石市街中心部の周辺地図

 JR釜石駅の目の前の広大な敷地一帯が日本製鐵の工場。紛れもない、THE・企業城下町です。三陸海岸での知名度は釜石が一番というイメージでしたが意外と小さい町。震災被害で転出も相当多いと聞きます。住んでいる方の多くが、日本製鐵関係者なのかなと感じるくらい日本製鐵の存在感がすごかったです。

駅の目の前に日本製鐵の工場

■こだわりの日本酒ラインナップ

 夕食は、事前に予約していた釜石漁火酒場かまりばにある居酒屋「よしよし」さんへ。テーブル席では既に日本製鐵の関係者の方々が仲間たちと飲んでおられ、満席に。

釜石漁火酒場かまりば

 口コミで地酒のラインナップが凄いと目にしていたのですが、これが本当にすごかった!😲
 浜千鳥(釜石)や赤武(大槌町)はもちろん。置いている店が少ない山形の銘酒「十四代」の驚く種類の品ぞろえ!こんなに種類があるんだとビックリしました。
 その他にも、田酒や飛露喜、日高見、作など地域を問わず、人気の銘柄が充実。日本酒好きならテンション上がっちゃうラインナップです。 

十四代の品揃えたるや

■地元グルメを堪能する

 まずは三陸の海の幸、お刺身。イカ、ブリ、タイ、マグロ2種類かな?2-3切れずつの5種盛で豪華ひと切れがぶ厚くて1番安価(1,300円)な刺盛でも2人では多いくらいでした。2,000円のにしようとしてた夫を止めて良かった・・・。

おまかせ盛はもちろん地酒で

■三陸の珍味!「こわた」に出会う

 三陸で食べられる珍味「こわたのいため」。「こわた」とはマンボウの腸のことで、三陸の夏のグルメだそうです。目当てのひとつだったので、出会えてよかった!
 食感は、ほぼミノ。牛ホルモンほど脂っこくなくてサッパリしているところに魚感を感じます。イカに近いかも。ミノ好きの夫には大ヒット!にんにくで味付けた炒め物でお酒が進む一品でした。

マンボウの腸(こわた)の炒め

 もうひとつ、地元ならではのメニュー「遠野パドロンのからあげ」。遠野パドロンは、ピーマンと、ししとうの間のような野菜。初めて聞いた野菜です。パドロン美味しい。っていうか、衣が旨っ!!
 
なんとなく気づいてましたが、新鮮とか食材という前に、大将の料理の腕が良い!付き出しから旨かったもんね。さすが地元で評判のお店。ごちそうさまでした。

遠野パドロンのフリット(唐揚げ)

■ソウルフード 釜石ラーメン

 おなかいっぱいの私たちですが、ソウルフード「釜石ラーメン」を食べに2軒目へ。旅行ってツライよね。
 釜石ラーメンを提供しているお店は、数軒に限られます。そんな中から釜石ラーメン発祥の「新華園本店」へ。19時、店内はぼ満席!こちらもさすがの人気店です。

新華園本店の釜石ラーメン

 釜石ラーメン 600円。透き通った多めのスープに、そうめんよりも細い縮れ麺が特徴的です。ひとくちスープを頂くと、とっても優しくて美味しいスープ。麺も非常に優しい味わいです。シンプルな見た目通りのシンプルな味
 2~3口目からはコショウをかけるくらい淡白。ラーメンとして旨いかというとそれほどではないというのが正直な感想ですが、老若男女に愛され続ける郷土料理として、納得のいく味。「ソウルフード」を冠するに相応しいラーメンでした。飲んだ後の〆や二日酔いの日に食べたくなりそうですね。
 釜石でしか食べられない唯一無二のラーメン。ごちそうさまでした!

南岩手をめぐる旅行記は、2日目に続く。

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