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知力より体力〜アラフィフと更年期(悩むよりお医者さんへgo)

あれは3年前。じわじわと身体の不調が出始めていた45歳。始まりは「不眠」だった。

中途で採用したメンバーが仕事で行き詰まって会社を休みがちになっていた。完全に採用のミスマッチだった。結局彼女は会社を辞めた。

彼女に悪いことをしたな、と思うのと同時に私の体調にも変化が出始めていた。眠れないのだ。寝つきが悪く、日の出前に目が覚めてしまう。2〜4時間しか眠れない。これには参った。体力が奪われ平日は家に帰るとバタンキュー、週末は起き上がれない日が続いた。

管理職になって2年が経過しある程度要領も良くなっていたが、さすがに堪えたのかなとストレスのせいにしていた。だけど、一向に良くならない。それどころか集中力も記憶力も低下して脳みそがどろりとした塊に覆われているような感覚だった。

これはもしや「うつ」というヤツ!?

人事部門でうつを患う社員をたくさん見てきたので対処法は知っていた。とにかくストレスを遠ざけること、それから仕事を少しペースダウンすること。でも、うつの人は自分がうつだなんて思わない。気づかない。でも私ははっきりと「うつかも」と思った。自分でも不思議だった。

ネットでかたっぱしからうつの簡易テストをするうちに「更年期障害」の情報に行き当たったところでピンときたのだ。これだ、不調の原因は。そういえば母もよく横になって休んでいたなぁ。

・不眠が続く、眠りが浅い
・記憶力の低下
・集中力の低下(資料1枚読むのに時間がかかる)
・疲れやすい
・肩こり、腰痛
・食欲不振
・出不精、横になると起き上がれない

こうした症状が1年続いていた。ようやく重い腰を上げて婦人科を受診したところ、先生はあっさり言った。

「完璧に更年期だねぇー」

ありがとう、先生!私の不調に名前がついたところでモヤモヤの半分は消えた。

初診ですぐお薬を処方してもらい、ホルモン充填療法が始まった。産業医にも相談したら「命の母もまあまあ効くらしいよ」というので試したところ、どちらがどう効いたかわからないが嘘のように眠れるようになった。

しかし、集中力や記憶力はなかなか元には戻らない。8時間睡眠が必要か。現在もそこまでの睡眠時間は確保できていない。

それでも年に1〜2ヶ月ほど睡眠の質が下がる時が来る。たいていはストレスが原因。その時はお守りのようにこの「寝たまんまヨガ」アプリに頼ります。

これ、控えめに言って最高。寝落ち確実です。睡眠は滋養強壮効果最高。週末は起き上がれないほど強い疲労があったのに、今はジョギングやヨガを楽しむほどに改善、体力が回復すると仕事でも踏ん張りが効くようになりイライラが減りました。結局イライラするのは相手のせいではなく、自分の体力の無さが原因のようです。よく怒鳴り散らしているお父さんたちのことも「あぁ体力ないからなんだな」と思うと少しは許せるように(ならないかな?)

身体の不調に悩むアラフィフの皆様、悩まずにまずは婦人科へ。そして上手に薬に頼ってよく寝ましょう。働くアラフィフは「知力より体力」が肝心です。

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